前項で「アメリカへ行ってしまった叔父が土地を売り払っていた。」と書きました。その文章を見て疑問に思われた人もおられたのではないでしょうか。

「共有の土地がなぜ売れる?」

簡単に言うと、父が(叔父が相続していた)真ん中の土地を第三者から買ったとき、共有部分はなくなっていました。

つまり、共有部分を外して売り払っていたのです。

母に、「印鑑を押した覚えがあるか。」と尋ねたら・・・。よくわからないそうです。

母・母の姉が印を押さない限り・・・。共有部分を消せるはずはないのですが・・・。


叔父はアメリカへ行ったきり。

一方、母の姉は、土地の交換をしてからしばらくして亡くなりました。

母の姉の土地は息子達が相続した後、市が収用。道路拡張に使われました。

残った土地は、現在、父が購入し駐車場になっています。


今年に入って、私は、司法書士さんに依頼し土地問題の最終解決に入りました。

母の姉の子供達に委任状を貰い、登記を終了。これで「母」と「母の姉」の間の問題は、解決したことになります。


アメリカの叔父には手紙を出し、サインと拇印。さらにアメリカ領事館の公証を貰ってくれるよう書いて送ったのですが・・・。

1月以上経っても返ってきません。

わたしの考えでは、叔父は母の「最後に残った兄弟」ですし・・・。できれば、穏便な形で土地問題を終了させたかったのです。

しかし、領事館が遠いからか?

それとも「何で俺がそんなことをしなければならないのか?」と思ったのか?

梨の礫です。


今日、帰って、手紙が届いていなかったら・・・。

時効取得に入ることにしました。

母も、「もう送ってこないよ。」といっています。

母の姉の子供で、兄弟の委任状を集めてくれた「S子さん」も・・・。

「仕方がないね。」と言ってくれました。

母の気持ちが痛いほど分かるんですけど・・・。

もう決断することにしました。