「居酒屋Iさん」の知り合いである「I美さん」と話になりました。

「I美さん」が働いていた「居酒屋N」が「居酒屋T」に名を替えたらしいです。

「居酒屋Iさん」が、まだ土木作業員だった時、一緒に飲みに行ったことがあります。


「何で、また?」「悪い名前でもなかったでしょうに。」

「居酒屋Nを開店してから、ママさんが病気になったり、長男さんが病気になったりして、良いことがなかったから。」「でも、ちょうど新装開店の日に、長男さんが亡くなったんですよ。」


話を聞くと…。

「心臓に風邪の菌が入ったらしい。」「で、風邪が治らないということで病院へ行ったら、心臓が悪かったらしい。」「退院してから、軽い仕事しかできなくなっていて。店の改装の時も、あまり無理はできなかったらしい。」

そりゃあ、たぶん心臓喘息。いわゆる急性心不全だよ…。


最後は、1人で病院に行って、診察を待っている間に亡くなったそうです。

「どこの病院??」

「大学病院らしい。」

同じ「急性心不全」でも、私は生き残り、長男さんはお亡くなりになる…。理由には、何があったかは分かりませんが…。

彼も、早く受診していれば…。生き残ることができたかもしれません。

こういう話を聞くと、病気の啓蒙は大事なんだな…と思うんですね。