最近、駅前病院(仮称)の周りを歩き回る患者さんを見なくなりました。眼科患者(白内障手術ツアー)の受け入れが忙しくて、内科系の受け入れが減って、糖尿病教育入院も減っているのでしょうか・・・?

糖尿病教育入院中の患者さんは、病院の周りをウォーキングするよう義務付けられるのであります。その中で、酒の誘惑に負けそうになくて、奥さんが付いて行ける患者さんの場合は、外へのウォーキングも可能になります。

何たって、駅前病院の立地は駅の近く!! 歩いて数分で飲み屋に行き着くのであります。だから女房付でないと、外へは出してもらえないわけです。

まあ・・・。私の場合は、重大問題は「高血糖」よりも「心臓君のこと」だったので、病院の周りすら歩かせてもらえませんでしたけどね。

ちなみに・・・。私が入院していた6人部屋では、通算で3人の糖尿病教育入院中の患者さんがおられました。


さて・・・。ウォーキングから帰ってきた患者さんは、たいてい風呂に入られます。

さすがに日に2回は風呂には入らせてもらえませんので、日に2回ウォーキングをした場合は、体を拭くことになります。

私も、入院時期前半は入浴許可が出なかったので、体を拭いていました。

ある日・・・。ウォーキングから帰ってきた夫婦がありました。ちょうど私のベッドの真向かいです。

彼らは、風呂に入る時間帯ではなかったので、体を拭き始めます。

カーテンを閉めて、タオルで拭くわけですが・・・。

異様に時間が長い・・・。

私と同時ぐらいに体を拭き始めたのですが・・・。旦那→奥さん。奥さん→旦那。お互いを拭いても私の約2倍の時間しかかからないはず・・・。

ふとベッドの下を見ると・・・。あるはずの足がない。1本もない・・・。

宙に浮く足??

足が見えない=ベッドの上に2人が乗っているとしか思えず・・・。


かなりの時間が経ちカーテンが開きました。

何をしてたんだか??

私の隣にいた、やはり高血糖の患者さんがニヤニヤしていたのを覚えています。


なお、真向かいの夫婦は、それから数日で退院を許可されました。そりゃあ、あれだけ元気だったら大丈夫でしょうね・・・。