私が昔いた会社の先輩から電話がかかる。Nさんが、いよいよ定年らしい。

「大分で定年記念パーティーをやろうと思うんだけど。」

私は、中小企業労働契約支援アドバイザー選任の結果が出ていなかった時期なので、返事の時期を遅らせていただいた。

後は世間話?

私が急性心不全で入院したことを知っておられたので、その話になる。

「Yさんが(私の入院していた病院の)担当者らしいんですけど。私(ふとっちょ)の名前を出してもいいって言ったんですけどねえ。」「そうなの。」「マーゲンミッテルにガ〇ターを処方されているんですよ。もし主治医の先生が私が薬業メーカーにいたことを知ったら、こちらもガ〇ロンに替えて貰いやすいんですけどね。」

(マーゲンミッテル・・・薬の服用による胃腸障害を簿湯資するために処方される薬のこと。)

「月30錠でも、プラスになると思うんですけどね。」「月30錠でも大きいよ。」

先輩の話によると・・・。処方箋の書式変更で、ガ〇ロンの売上が激減したらしい。

「でも、主治医が『後発品不可』に印を押したらジェネリックには替えられないんでしょ。」「それが、そうでもないんですよ。」

(処方箋の書式変更・・・基本的に「ジェネリック変更可」となり、「ジェネリック変更不可」を選択するには主治医が「ジェネリック変更不可」に捺印する必要がある。)

要は・・・。患者がどうしてもジェネリックを選択したい場合は、調剤薬局としては断れないらしい。

「いくら主治医がガ〇ロンを指定しても、調剤薬局で別商品に替えられてしまう。」

医薬品メーカーも売上を上げることは必須条件。それが行政の施策で抑圧されてしまう。確かにジェネリックの比率が上がれば、医療費は安くなるのだろうけれど。

以前、支店長と飲みに行ったことを思い出した。

同じような話題に、支店長は・・・

「ただのブームや。」

さすがに非組。組合員ではなく会社側だな・・・。

おそらく会社の言い分は・・・。「ジェネリックなんて一過性のもの。」なのだろう。

しかし、実働部隊は、確実に時代の流れを感じている・・・。

広島県呉市や生活保護の医療扶助でのジェネリック推進の動きを、会社はどう捉えているのだろか。