「被取締役」さん。「新小ネタ集61。」に関するコメント、ありがとうございました。

>プロパーを主人公にした小説に、大藪春彦の「戦士の挽歌」がありますが、これはお勧めです。

 ありがとうございます。読んでみます。挽歌ってバラードと読むんですね。

 私が会社にいた時に、公正競争規約が適用されました。

 公正教則規約=不当景品類及び不当表示防止法に基づいて、事業者団体等が、景品類又は表示に関する事項について、公正な競争を確保するために制定する自主規制ルール。

 これにより、病院当りの経費額。協賛額。それらが、規制される事になりました。

 また、当時の厚生省により、医薬品の試用品の保険請求禁止。製剤見本の規制も行われました。

 試用品=通称「白箱」。医薬品の効果を見極めるために医療機関に供される製剤サンプル。当然、無料で配布される。実は、「白箱」を使っても、保険請求が出来た。そのため、「白箱」を大量に提供して薬の実価格を下げる等の不正が行われた。

 製剤見本=製剤の見本。しかし、中身は実薬であり、商品と変わらない。中には、添付に使う例があったと言う。(当然違法である。)

 しかし、この公正競争規約。一部の医者にとっては「医薬品メーカーが金を出し渋るための方便」と言うイメージを持ったらしく・・・。

 各メーカーが手分けして「公正競争規約」のパンフレットを配布しましたが、医療機関によっては「受取拒否」や「持って行ったメーカーを出入り禁止にしたケース」もありました。

 そして、私の周りにも多くの事件が起こったのであります・・・。

 続編はいずれ・・・。