私は医薬品の営業マンでした。いわゆるMRであります。

 上司としては使いづらい部下だったし、医者に対しても言いたい事を言ったため、転勤も多く・・・。ただ、赴任地は中堅都市ばかりでした。

 さて、表題。

 私は、今話題のM医師弟にお会いした事があります。お会いしたと言うよりは、担当させていただいた・・・と言う事ですが・・・。

 実物のM医師弟は、いたってマトモな人物でありました。むしろ、M医師弟が当時、勤めていた病院の方が妙でしたね。

 M医師弟は、「お前の会社の薬は、キチンと使っている。」と言われたのですが、現実に売上があがっていませんでした。こんな時は、通常は、バッタ屋から薬が回って来ているケースが多いのです。

バッタ屋・・・医者等から安価な薬を買い受けて、他の医師等に販売する業者。

 しかし、この病院は違っていました。

 薬局長がM医師弟の訂正印を勝手に作り、処方箋を改ざんしていたのであります。また、ここの病院の特殊事情により、誰も、それを止められなかったのですよ。違法行為なんですけどね。どう見ても・・・。

 その事情については、ここでは触れませんけどね。

 その他、「薬を入れたかったらサンプルを1万錠持って来い。」なんて言う病院でした。もちろん、そんな事ができるはずもなく・・・。

 さて、私のいた会社は、この病院に対してどうしたか・・・。それは、この病院を上回るような妙な対応をとったのであります。

 続くかも・・・。