社員がうつ病になったそうです。うつ病自体は、よくある話なので驚かないのですが・・・。どうも、仕事が出来ないような状況で、本人が辞めると言って来ているのだそうです。

 こう言うときは、社長がどう言うふうに考えているかが問題なのですが・・・。社長は休職扱いにして、いつでも復職できるようにしたいとの事でした。

 社長のお気持ちはわかるのですが、問題になるのは、その社員さんの生活です。人一人の給料を出してやれるような、裕福な会社ではありません。本来は、健康保険で1年半ほど食いつなぐのでしょうが、本人が1年以上勤めていません。前の雇用保険は使える可能性がありますが・・・。

 休職扱いを続けて、会社が社会保険料を払い続ける・・・と言う方法もありますが、会社がその金額を負担できるような状況とも思えません。

 私は社長に「生活保護も視野に入れるべき。」と申し上げました。うつ病で働けないのなら、生活保護を受ける権利があります。しかし、社長は「生活保護を受けると言う事で、本人が落ち込まないか。」と言われました。それはそうかも知れませんね。

 しかし、お金がないと生活できないのも事実です。前にも書きましたが、働けるようになったら税金をたっぷりと払って、返していけばいいのです。それぐらいに割り切って欲しいと思います。

 生活保護を受ける事=恥ずかしい事。そう言う考え方は止めてもらいたいですね。