昨日、某社の事務の女性が辞めた。求職者がこないので、私があの手この手を考えた事例である。何とか来た求職者が、1月持たなかった。

 私は、この女性が辞める事由については理解せざるを得ないと思う。「慣れない仕事でストレスがたまった。」「そのため、完治していた病気が再発した。」のだと言う。

 しかし、疑問視しているのも事実である。求職票には「コンピュータの入力。」と書いた。本人も面接事には「ワープロ検定合格。」と履歴書に書いていたし、コンピュータはやっていたとのことであった。

 だが、実際は右クリックも左クリックもわからないド素人だった。そもそもマウスの持ち方さえなっていなかった。ひらがな入力も、人差し指でローマ字を探す始末である。それでも社長は彼女を教育しようとした。私にコンピュータの指導を依頼してきたのも、そのためであったろう。

 結局、昨日もエクセルの指導をした。その後に「辞める。」と言い出した。要は、「コンピュータが出来ないから辞める。」のだろうと思う。

 求職者の方には、能力を飾らないで欲しい。出来ない事を出来ると言わないで欲しい。結局、お互いに不幸になるだけである。