「ゆずき」さん。「『ゆずき』さんからのご質問。」に関するコメント、ありがとうございました。

 私は、よく会社の就業規則を見せていただきます。その時、会社の「労務管理レベル」を見るのですが、いい指標になるのが有給休暇の取り扱いです。

 一番低レベル・・・社長が就業規則のありかを知らない。ひどい場合は発見する事ができない。

 次に悪いレベル・・・社長が就業規則を従業員に周知していない。ひどい場合は、金庫に保管してある。

 以上は、レベルを計る以前の問題です。まあ、評価に値せず・・・でしょうか。

 良くないレベルの例は・・・。
 「うちの会社には有給休暇はない。」と言い切ってくるような社長・・・話していて面倒くさくなってきます。
 有給休暇の日数が労働基準法より少なくなっている就業規則・・・半年で5日って・・・。「中小企業は大企業の半分でいいと思った。」って・・・。勝手に決めるなよ・・・。
 有給休暇の次年度繰越の条文にペケがしてある就業規則・・・これも困りますね。
 有給休暇の条文を就業規則に書かないでくれ・・・と言って来る社長・・・そう言うわけには行きません。

 確かに、有給休暇を取られると痛いのはわかりますが、ごまかすのはねえ・・・。

 私がいた会社も、計画的付与が実施された代わりに夏期休暇がなくなっちゃいました。何のことはない。夏期休暇が有給休暇の消費につながっただけです。それを許した労働組合も困ったもんなんだけど。