「えじっさん」さんが、「事務所勤めをした事がありません3」にコメントしていただいた文章をかみしめています。

 「えじっさん」さんが書かれたコメント。「退職については、大きく2通りあると思います。「流出」と「輩出」です。見た目は同じでも、中身は全然違います。」

 その通りですね。「流出」と言うと見限られた…というイメージがあります。「輩出」の方がイメージがいいですね。

 「えじっさん」さんが書かれたコメント。「しっかりと育ってもらい、人材を「輩出」する事務所になりたいと思います。」「『人事の専門家』である以上、自分の職場が徒弟制度や使い捨て事務所ではいけないと思います。」

 私がだいぶ前に書いた文章ですが。ある先生が大声で、「事務員はバカの方が使いやすい。」と言われていた事を批判しました。その先生は「指導はしない。」と言い切っておられます。私は、その先生を社労士としては認めていません。優秀な営業マン…労務管理を売り物にしているコンサルタントもどき…だと思っています。社労士の資格はたまたま持っておられるだけでしょう。
 
 その、理由は、「えじっさん」さんの書かれた「『人事の専門家』である以上、自分の職場が徒弟制度や使い捨て事務所ではいけない…」と言うことです。所長にバカとしか見られていない事務員が労務管理の仕事をやっているなんて信じられません。顧問の会社に失礼ですよ。

 しかし、今の時代に、「人材を輩出する事務所」を作り上げるのは、かなり困難である事を否定できません。実際、私の知り合いの社労士は、所長先生との約束を反故にされました。つまり、独立時には、自分が見ていた事業所を持って独立する…はずだったのを、事業所ゼロで放り出されたのです。

 独立時の約束を守るのも、「人材を輩出する事務所」の必須条件だと思います。最近では、「覚書」の作成も必要かな…と思うようになりました。

(この項、終了。しかし、反響によっては続編を書きます。)