昨日、中小企業の合同面接会を見かけた。大学4年生だろう。リクルートスーツなるものに身を包み、いかにも「真面目風」に見える。茶髪を黒く染め、ピアスの穴を一生懸命隠している子がいたりして・・・と思うと、何となく面白い。
 
 しかし、こういう風に全員が同じ格好で、同じような受け答えをしたら、人間性の判断なんで出来ないのではないかと思う。ましてや、今は「就職セミナー」なんてものがあり、「人事部にうける答え方」なんてものが氾濫する世の中である。画一化。それも行き過ぎた画一化が、人事担当者の目を眩ませて、ミスマッチを生む大きな要因になっているのではないだろうか。
 
 私は、中小企業での面接時には、実技を入れるようアドバイスしている。特に、即戦力を求めているのなら、当然必要なスキルを持っているかどうかを確認しないと意味がない。育てる人材は別として、即戦力に必要なものは、今もっているスキルしかない。