このイベントの最大の目的は東院庭園で行われている天平茶会!!

これは絶対に行きたいので渋るヨシヲに我慢してもらって1時間順番を待ちました。

こんな貴重な体験はもう二度とできないと思うので絶対に逃したくない!!

私にしては珍しく我を通しましたあせる


唐でお茶の聖典とも呼ばれる「茶経」を基に奈良時代のお茶を復元したお茶会です。
$いつもふたりと一匹で!

今のお茶席とずいぶん違います!!


残念ながら説明を聞きながらお茶を点てるフリをするだけで実際の作法は見ることができませんでした。

保健所から台所で用意した物しか出してはいけないと指導が出たそうです。。

貴重なお茶を無駄にしたら勿体ないからなのかな・・

客が飲めなくても自分たちで飲んだらいいやん!!

本当にお手前してよ~~と心底思いました。


まずは「餅茶(団茶)」焙ります。

左が焙る前、右が焙ったものです。
$いつもふたりと一匹で!

ちなみにお茶の製造方法は

・茶の若菜を摘む
・蒸しかごで茶葉を蒸す
・蒸した茶をうすでつく
・ねばりが出たら葉を型に入れる

・竹あみの上に茶を並べて、天日で半乾きにする

・乾いた茶に穴を開け、竹串に通す
・炭であぶる

・茶にひもを通して貯蔵器で温め保存する

手が込んでて古代では本当に貴重なものだったことがわかります。



そして挽いて粉にしたものをこして大きい物を取り除きます。

粉にするのもミルと手で挽くのとでは全く味が違うそうすべて手作業のものを用意して下さったそうです♪


次にお湯に塩を入れて煮出します。

温度は85℃くらい。

昔は温度計なんてなかったので泡が3回たった頃を目安にしていたらしく図ってみたらお茶を飲むのにぴったりの温度だったそうです。


待っている間にお菓子をいただきました。
$いつもふたりと一匹で!

四角いものが「蘇」と呼ばれる牛乳を煮立てた物を固めた古代のチーズのようなものです。

チーズ好きの私はこれ食べてみたかったんだ!!

奈良時代の物語を読むたびにどんな味かな~~と思っていたので本当に感動!!

味は古くなって固いプロセスチーズみたいでした。


そして干し柿。

昔は砂糖がなかったので干し柿についた白い粉が唯一の甘味料だったそうです。


お茶が来ましたラブラブ
$いつもふたりと一匹で!

今のお茶に比べて澱がおおいですね。
$いつもふたりと一匹で!

現代と同じ茶葉を使っているのに煎茶でもなく番茶でもなく緑茶でもない・・

お塩が入っているからなのかまろやかな味です。

お代わりが欲しい。。


このイベントは11月7日まで行われます。

雨天中止。

10:00~16:00(12:00~13:00を除く)1回20分で30人限定

お菓子付きで500円です。


説明をしてくれる人もお茶を出してくれる人も皆、古代の衣装を着ています!

暑そうでちょっと気の毒でしたあせる

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