***初恋*** 5話
相葉side
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『うわーー。みんなが噂するだけあるなー。』
「へ?噂?」
『あ、なんでもない!こっちの話!!!』
「あの、あなたの名前は・・・?」
『俺?俺は相葉雅紀!3年生^^よろしくね!ニノ!!!』
「に、ニノ?」
『今考えた二宮くんのあだ名^^いいっしょ?』
クスッ
俺の言葉にニノが笑った。
「初めてですよー!そんなあだ名wwwハハッ!!」
さっきまで暗かったニノはどこにいったのか、
ニノは笑っていた。
『笑った・・・』
うれしくて、思わず声に出してしまった。
「へ?」
『・・・いや///なんでもない///』
「へんなの。相葉さん^^」
俺も、同世代のやつに相葉さんなんて呼ばれたのはじめてだよ・・・
「相葉さんは、どうしてこんな遅くに学校来たんですか?」
『いやー。ちょっと課題忘れちゃってさ^^;』
「そうなんですかー。」
『今何時だろ・・・げっ!もう10時じゃん!』
「じゃあ、俺帰りますね^^」
『え、探し物いいの?』
「はい、本当にたいしたものじゃないんで。」
ニノは笑ってたけど、
冷たくて、悲しい笑顔だった。