※以下の内容は過去の回想の続きです
長い間の宣言がシオモニには
全くもって効果なしだったことが判明し、
説得はまた振り出しに戻りました
猪突猛進型のシオモニを
止めることは不可能だと思いつつ、
すでに男女それぞれの場合の名前を
漢字まで決めていたので
私たち夫婦も
自分たちで決めた名前を
つけたい
...という気持ちが大きく
シオモニに対して初めて
忖度なしの真っ向勝負を挑みました!!
↑喧嘩をしかけた訳ではないです。笑
どんなことに関してもほとんど
こだわりがない私たち夫婦は
シオモニに機嫌よくいてもらうのが一番だと
今まで一度もシオモニの意見に
反対したことはありませんでした
シオモニもシオモニで
こだわりを持ってない分野に関しては
「二人のやりたいように
やりなさいねー」
って感じなのでいつも平和でした
シオモニはごくたまに変なスイッチが
入るときを除けば
かなり大当たりのシオモニなので
私の自慢のシオモニなのです
で、
まぁその変なスイッチがよりにもよって
名付けで入ってしまったんですが.....
決戦の日の前からも予防線として
独り言のようにブツブツ
「日韓で使える名前となると
いろいろと制約があるから大変~」
「国際結婚だから韓国人同士の夫婦とは
また違う観点で考えないといけないから~」
「いろいろ考えた末に条件を満たす名前が
決まりそうだからよかった~」
とか、最後の説得を込めて
無駄なアピールをしてみる私
↑こんなんで解決するなら
ここまで長引いてない
そしてついに...
決戦の日を迎えるのですが
決戦の日となったのが、
私たちの집들이(新居お披露目)の日
シオモニの配慮でご飯は
外で食べたんですが、
久々にみんなで集まったので
和やかな良い雰囲気の中
私と旦那はいつ話を切り出そうかと
終始タイミングを見計らってハラハラ
状況を何も知らない義兄が
赤ちゃんの名前について話した瞬間...
すかさずシオモニが
「もちろん名付けのお寺で
決めるよ」
と、ここで旦那が
「もう二人で決めてる
男の子だったら○○、
女の子だったら○○」
さぁ、どうなる!!!!!
.....はい。
もちろん
修羅場ですよね
シオモニ、
完全に頭に血が上ってしまって...
「なんで親として子供のためにいいことを
してあげようと思わないの?!」
って言われてしまいました
他にも矢継ぎ早に
いろいろと言われたんですが、
シオモニがこのモードに入ったら
何を言っても耳に入らないので
シオモニが落ち着くのを待って説明を....
とか思ってたら、
シオモニの遺伝子を引き継いだ
我が家の短気男が
「우리가 알아서 할게!!!」
(自分達で考えてやるから!!!)
とか言ってキレ出した
こうなるともう
感情派 vs 感情派
売り言葉に買い言葉って感じで
状況は悪化する一方...
散々言い争った挙げ句
シオモニが完全にすねちゃって
そこからは孫(義兄息子)に
話しかけるスタンスで嫌味スタート
「あー、よかったー。名付けのお寺高いし、
お金が浮いておばあちゃんも助かるわー。
작은 아빠(旦那)も작은 엄마(私)も
赤ちゃんにいい名前いらないらしいから
お寺に払うはずだったお金は
ぜーんぶ○○(義兄息子)にあげるからねー」
...と。
もう、心折れそうだったんですが
とりあえずじっと石になってました
でも、あまりに長い間言われたので
「うわー!!○○(甥)よかったねー」
ってつい言いそうになりました。笑
普段は嫌味とか
絶対に言わないシオモニなので、
この件についてはシオモニ自身も
寂しかったり悲しかったりしたのかなぁと
この日の結論としては....
シオモニは最後まで
納得してなさそうだったんですが
とりあえず私たちが付けるということで
押しきった形となりました。
お開きの後、
やっぱりシオモニのことが大好きだし、
何よりもわだかまりが残ったまま進めるのは
どうしても気にかかるなぁと思っていたら
その日の夜に大出血
赤ちゃんの安否がわからないまま
車で病院に向かう途中に思ったのは...
「名前に必死になってたけど、
もう無事に生まれてくれたらそれでいい」
夜間病院で診察してもらった結果
赤ちゃんに異常はなかったのですが....
この時の一件で何かが変わった私は、
名付けについてシオモニに
歩み寄ることを決意するのでした
かなり美化してしまってますが...
もういろいろ言われて傷つきたくない
という感情もなきにしもあらず
そして、私は後日シオモニに
提案をすることにしました
つづく....
(話がループしまくりで
一生終わらない気がしてきた)
現在は平和に解決しているのでご安心を