(4)のつづき
2020年12月、グラハム・ボネットがアルカトラスを脱退し、グラハム・ボネッツ・アルカトラスとして活動を行うと発表。残ったメンバーはドゥギー・ホワイト(vo)を迎えて引き続きアルカトラスとして活動していく。
2021年、5th「V」を発表。
バンドの創始者であるグラハム・ボネットが脱退後、初のアルバム。後任ヴォーカルのドゥギー・ホワイトはレインボウやイングヴェイ、マイケル・シェンカーとの活動で既によく知られている実力者なので何の心配もなく、エモーショナルかつパワフルに歌い上げるスタイルはこうした音楽にピッタリだ。そして前作から参加のジョー・スタンプ(g)は今作でもまるでイングヴェイかと思うほどのネオクラシカルなプレイを聴かせてくれる。イングヴェイよりも人格的に優れているだろうから、今後の彼のキャリアが楽しみだ。
今作は楽曲のスタイルは前作と同様で、安定したヴォーカルを擁し、完成度の高い作品だ。
(6)につづく
アルバム
14 V(2021) ★★★★★
メンバー
第12期 2021
ドゥギー・ホワイト(vo)、ジョー・スタンプ(g)、ゲイリー・シェア(b)、
ジミー・ウォルドー(key)、マーク・ベンケチェア(ds)