アルカトラス(4) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(3)のつづき

2020年7月、4th「Born Innocent」を発表。


1983年に結成したアルカトラスは、イングヴェイ・マルムスティーンやスティーヴ・ヴァイといったスゴ腕ギタリストを輩出し、メタル界を席巻した伝説のバンドである。1987年に解散したものの、グラハム・ボネット(vo)のバンドメンバーを中心に2006年から復活し断続的にライブ活動を行ってきたが、オリジナルメンバーのジミー・ウォルドー(key)に加えゲイリー・シェア(b)も復帰し、このタイミングで34年ぶりとなる4thアルバムを作り上げた。
現在のギタリストのジョー・スタンプは、初期アルカトラスの音楽性を再現するかの如くクラシカルな早弾きを披露し、テクニック的に問題ない。グラハムのヴォーカルも相変わらずパワフルで素晴らしい。
なお、ゲストも豪華で、クリス・インペリテリ(インペリテリ)、ボブ・キューリック(ブラックソーン)、ダリオ・モロ(ボネット/ドン・エイリー・バンド)らが参加し、スティーヴ・ヴァイも楽曲提供している。加えて、昨年の来日公演にもゲスト参加した若井望 (ショーティノ/ディスティニア) も作曲とギターで参加している他、ライオットのベーシスト、ドン・ヴァン・スタヴァーンも参加し、アルバムの完成に貢献している。
強力なアルバムで安心しました。









12月、グラハム・ボネットと他のメンバーが分裂。グラハムは新しいメンバーで新しいアルカトラスの活動を行うと発表し、残ったメンバーはドゥギー・ホワイト(vo)を迎えてアルカトラスとしてツアーを行うという。普通そういった場合はバンド名の権利を裁判で争ったりするものなのだが、グラハムはアルカトラスが2つ存在することになることに気にしていないようなので、このままいくのかもしれない。

(5)につづく

アルバム
13 Born Innocent(2020) ★★★★

メンバー
第11期 2020
 グラハム・ボネット(vo)、ジョー・スタンプ(g)、
 ゲイリー・シェア(b)、 ジミー・ウォルドー(key)、
 マーク・ベンケチェア(ds)