2018年、11thアルバム「Gravity」を発表。
3年ぶりのアルバム。前作と同じメンバーで制作されたこと自体、このバンドにとっては驚きだが、安定した活動が続いているようで安心。
このバンドの魅力はトロイ兄弟が中心となって、繊細で哀愁のあるメロディをふんだんに盛り込んだハードロックなのだが、前作から参加したヴォーカルのジョン・カイペルスの声質がワイルドなので、せっかくの哀愁感が後退しているような印象を持った。これまで線の細いヴォーカリストが多かったので余計にそう感じるのかもしれないが、それらはどれも良かった割に短命に終わっているので、こうした野生感を感じる人の方がグイグイ引っ張って行ってくれてバンドの活動も長続きしぞうだ。何度も聴けば、ヴォーカルにも慣れ、曲の良さが見えてくる。マンティス節もそこかしこにあり、安心して聴ける。
アルバム
16 Gravity(2018) ★★★★