ゲイリー・ムーア(11) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(10)のつづき

1982年5月、レコード会社とのトラブルがクリアになり、新たにヴァージンと契約。ニール・マーレイ(b)、トミー・アイアー(key)、イアン・ペイス(ds)とレコーディングを開始。

チャーリー・ハーン(vo)を加えたメンバーで8月25日、26日にマーキークラブでお披露目ライブ。初日の模様は新作の初回プレスに3曲入りEPとして封入された。

9月、シングル「Always Gonna Love You」をリリース。

10月、2ndソロ「Corridors of Power」を発表。
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ゲイリーが一気にハードロック界で注目されるようになった名盤。正確無比な高速ピッキングで挿入される魂のソロパートにバラードでは遠慮のない泣きのギター。曲は親しみやすいメロディで、しかも自らがヴォーカルを務め、しっかりと歌い上げている。まさに正統派ハードロックファンの求めるニーズに見事に応えた一枚だ。個人的に【End of the World】の冒頭での鬼気迫るギターソロが好みだが、このパートはこの当時未発表だった「Dirty Fingers」(1983)の【White Knuckles】に酷似しており、ライブでも同様のソロを披露していたことから、ゲイリー自身も気に入っていたのだろう。
ここ数年思うように活動できなかったうっ憤を晴らすかのように、爽快なハードロックが聴ける。

11月、ハーンとアイアーが抜け、ドン・エイリー(key)とジョン・スローマン(vo)が加入。

83年1月初来日公演。この模様は「Rockin' Every Night - Live in Japan」としてリリースされた。
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日本公演終了後、ジョン・スローマンが脱退。以降、ゲイリーがヴォーカルも兼任することになる。

(12)につづく

アルバム
5 Corridors of Power(1982) ★★★★★
6 Rockin' Every Night - Live in Japan(1983) ライブ盤