フリップ&イーノ(2)のつづき

キング・クリムゾン解散後、ブライアン・イーノとの共作、ダリル・ホールのソロアルバムのプロデュース、ピーター・ガブリエル、デヴィッド・ボウイのアルバムへの参加など様々な活動をしてきたフリップだったが、ようやく初のソロ作品を作り上げた。今作はこれまでの人脈をフル活用した感じで、ピーター・ガブリエルとの共作で【Exposure】、ダリル・ホールやブライアン・イーノ、フィル・コリンズが参加した【North Star】、ガブリエルが歌う【Here Comes the Flood】などが素晴らしい。曲ごとに世界観が異なるため統一感に欠けるかもしれないが、個々の曲がその懸念を払しょくする出来映えとなっている。またほかのメンバーはベースにトニー・レヴィン、ドラムスにジェリー・マロッタとナラダ・マイケル・ウォルデンなど凄いメンツが参加している。
ちなみに2006年に完全版として、「ファースト・エディション」「サード・エディション+オルタネート・テイク」の2枚組でリリースされた。
(2)につづく
アルバム
1 Exposure(1979) ★★★★