ラタ・ブランカ(1) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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ラタ・ブランカは、アルゼンチンのHMバンド。1986年、元V8のヴァルテル・ヒアルディーノ(g)が、友人で元カミカゼのロベルト・コッセドゥ(b)と元V8のグスタボ・ロウェク(ds)にセッション・ミュージシャンのロドルフォ・カーヴァ(vo)、ユリー・ラス(b)を加えたメンバーでデモテープを制作。やがて、元プラスのサウル・ブランチ(vo)、ギジェルモ・サンチェス(b)、セルジオ・ベルディチャフスキー(g)のメンバーに固まり、1987年8月よりコンサートを開始。

やがて、サウル・ブランチが抜け、ロドルフォ・カーヴァが少しの期間だけ復帰。その後、シト・モリナ(vo)が歌っていたが病気となり、ファーストアルバムのレコーディングにサウル・ブランチが呼ばれて参加。

1988年、1stアルバム「Rata Blanca」を発表。
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アルゼンチンのバンドということで、ヴォーカルはスペイン語。聴き慣れないためか、所々巻き舌で発音するくだりが面白く感じる。音楽のスタイルはストレートなハードロックで、ミドルテンポを中心にじっくりと歌を聴かせるスタイル。そのため面白みに欠け、少々退屈だ。速い曲もあるが、どの曲も5分~8分と長い。淡々と曲が進行していく中、ギターソロになると速弾き&メロディアスなフレーズを挿入し、突然存在感を出してくるリード・ギター。聴き進めていくと、このギターソロは誰かに似ているような気がしてくる。【El Sueño de la Gitana】なんかはリッチー・ブラックモアそっくりだ!そうか、リッチーに心酔してるんだなこのギタリストは、と思っていると、ギターインストの【Preludio Obsesivo】を聴いて唖然。完全にイングヴェイのコピーまがいのことをやっている!何なんだろこれ、と混乱しながら聴き終わる。そんな作品です。





(2)につづく


アルバム
1 Rata Blanca(1988) ★★★