キング・クリムゾン(32) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(31)のつづき

1973年11月17日、フランス ナンシー、Parc Des Exposition
11月18日、フランス リヨン、Palais d'Hiver
11月19日、フランス パリ、Salle Playel
11月20日、フランス リール、Salles Faches
11月22日、ベルギー ブリュッセル、Cini Marni

11月23日、オランダ アムステルダム、Concertgebouw公演。
The Night Watch(1997)
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暗黒BOX Disc5~6
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(1)Easy Money(2)Lament(3)Book Of Saturday(4)RF Announcement(5)Fracture(6)The Night Watch(7)Improv: Starless And Bible Black(8)Improv: Trio(9)Exiles(10)Improv: The Fright Watch(11)The Talking Drum(12)Larks’ Tongues In Aspic (Part II)(13)21st Century Schizoid Man 

BBCラジオで流された公演で、1987年に公式ライブ盤「The Night Watch」として発表された、この時期のライブの名盤。また、次期アルバム「Starless and Bible Black」(1974)では(5)(6)(7)(8)が使われていることでも知られ、アルバムの元ネタとしての意味も持つ。
クリムゾンの楽曲でも最高難度の演奏技術を要するとされる【Fracture】は、人間業とは思えないフリップの高速ピッキングの連続技に驚くが、このライブを知るまでスタジオ作業で録られていたものと思われていたようだ。【The Night Watch】は前半部分が「Starless~」に使用されている。【Improv: Trio】はフリップのメロトロン、クロスのヴァイオリン、そしてウェットンの3人による即興演奏で和の雰囲気が漂う奇跡のような作品。察したのかあえてブルフォードは参加していない。そしてインプロの成功例と言われ、奇跡の瞬間を収めた【Improv: Starless And Bible Black】。これらもすべて「Starless~」に採用されている。
ここまで有名なライブだが、DGMLive!では発表されていない。これは恐らくこの日の完全版が行方不明のため、実際にどの順番で演奏されたのか今もってわからないためのようだ。恐らく1曲目は【Larks’Tongues In Aspic (Part I)】が演奏されたものと思われている。この日の完全版の発掘が待たれる。

Fracture


The Night Watch


Trio


Improv: Starless And Bible Black



11月27日、スペイン グラノリェース、Palau Dels Esports
11月28日、スペイン グラノリェース、Palau Dels Esports
11月29日、スペイン マドリード、Cine Alcala


(33)につづく