ウリ・ジョン・ロート3 | ヒロエモンのハッソーハッソー

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のつづき

2014年、ギター仙人ウリ・ジョン・ロートの新作が発表された。タイトルは「Scorpions Revisited」。
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新作はウリが在籍した時代のスコーピオンズの曲をフィーチャーした内容に。当初はライヴアルバムにしようと各ステージを録音していたようだが、完璧主義のため決められず、結局コンサートホールを貸し切って観客を入れずにライヴ感覚でプレイしたものを収録したようだ。
ウリはスカイギターを駆使し、エネルギッシュかつエモーショナルなプレイを聴かせる。スコーピオンズ時代はスカイギターはまだ存在していなかったので新たな解釈による演奏となる。ウリをサポートするのはフェア・ウォーニングのウレ・リトゲン(b)。他にネイサン・ジェイムズ(vo)、ジェイミー・リトル(ds)、ニクラス・ターマン(g,vo)、デイヴィッド・ロシンスキ(g)、コーヴィン・バーン(key)のメンバーとなっている。ヴォーカルのジェイムスは声質は異なるもののストレートかつ情熱的な歌唱で好感が持てる。本音ではクラウス・マイネに歌ってほしかったところだが、ツアーとの兼ね合いもあるし現実的な選択をしたのだと思う。何はともあれウリ本人が全部歌わなくてよかったというところか。

初期スコーピオンズは今でも人気のある時期で、忘れられない名曲がたくさんある。2枚組のボリュームなのでかゆいところに手が届く内容となっており満足度は高いアルバムだ。

最後に・・・もう誰も本人に聞かなくなったが、「Under a Dark Sky」の続編や「Sky of Avalon」の3部作の制作はどうなっているのだろうか。自分はもう待つの諦めました。


The Sails of Charon