新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 7」(3) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(2)のつづき

ダブルメインイベント IWGPインターコンチネンタル選手権 中邑真輔 vs 桜庭和志

立会人を務めるスタン・ハンセンが入場。「ウィーッ!」
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桜庭、そして中邑の入場。
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握手でスタート。中邑は新日に入門後すぐLAに渡り格闘技仕様に育てられた。序盤からタックルを伺う。
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中邑、張り手で追い込むと「来いよ」と挑発。すると桜庭は張り手の連打で反撃し、ジャンプして顔面ストンプ。
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また、桜庭は中邑がタックルに行くとジャストタイミングで顔面に膝を叩き込む。あまりに見事なのでド-ムが大きくどよめいた。そしてマウントをとって拳底連打から腕ひしぎを狙ったりと格闘技仕様の闘い方。さすが日本の総合格闘技界を支えた功労者だ。桜庭の攻めに対応する中邑もさすが。
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中邑は隙あらば何度もボマイェを打ち込んでいく。途中、久しぶりのランドスライドを見せ、正面からボマイェで3カウント。4度目の防衛に成功。
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いい試合でした!
桜庭は過去にプロレスをしたこともあったが、あまり上手くはなかった。やはり無理して慣れないことをするよりも、得意とする格闘技を使ったほうが緊張感のあるいい試合になるし、ファンもそうした桜庭が見たいのだと思う。それには中邑が打って付けの相手であるし、中邑は桜庭の攻めを必死に耐え、プロレス技で勝利をもぎ取ったことでますます評価が高まった。ジャイアント馬場さんが存命中に「格闘技を超えたものがプロレス」と言った名言があるが、中邑の試合後のマイク「一番凄ェのは、プロレスなんだよ!」も、馬場さんと同じ考えなんだと思う。最近の中邑は、クネクネガクガクと独特の動きで色物路線を走っている風に見えてしまうが、実力を伴ってのことであるし、今の新日で一番ストロングスタイルを体現するレスラーだ。


ダブルメインイベント IWGPヘビー級選手権 棚橋弘至 vs オカダ・カズチカ

試合前、DAIGO率いるBREAKERZのライヴ。DAIGOはB'zっぽいヴォーカルでなかなか上手かった。
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オカダの入場時に、本当に金の雨が降った。大量のレインメーカードルがアリーナに舞い上がると、お客さんは我先にと拾い集める光景に。
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奇跡的に1枚、私の座る席の近くまでパラパラと飛んできたレインメーカードル。これは友人のもの。
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ちなみに、ちなみにですが、私は大阪プロレスのタコヤキーダーのお札を持っています。ドーム大会とは何の関係もないネタで申し訳ないです。
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レインメーカードルに夢中になってる間に棚橋が入場し、試合開始。よく見るとアリーナには大量にドルが落ちており、子どもたちが楽しそうに拾い集める微笑ましい光景がありました。
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オカダは見た目とは違い、地味なレスリングをする男。序盤はじっくりとグラウンドの攻防が繰り広げられ、闘龍門じこみのメキシコの関節技(ジャベ)で棚橋を苦しめる。

場外に出たオカダにハイフライフローで追い討ちをかける棚橋。
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オカダはツームストンパイルドライバーやリバースネックブリーカーなど棚橋の首を集中攻撃。
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オカダがレインメーカーポーズ。試合を決めに行くが・・・
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棚橋は低空ドロップキックでオカダの膝を攻める。その後ドラゴンスクリューからテキサスクローバーと膝を集中攻撃。
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オカダは打点の高いドロップキックやレインメーカーを繰り出すも決まらず、棚橋はスリングブレイドやツームストンで試合のペースを引き寄せる。
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最後はハイフライフロー連発を喰らい、オカダ返せず。
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6度目の防衛に成功した棚橋。エアギターも繰り出し、「愛してまーす」で終了。
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まさかまさかの棚橋防衛。オカダは棚橋の時代を終わらせることが出来なかった。
ドラゲーのCIMAもそうだが、棚橋もここで簡単に新世代に時代を渡すことはできないと高い壁であり続けるつもりのようだ。
オカダも前IWGP王者であり昨年のG1覇者。もはや誰もが認める実力者になった。今年もこれで黙っているつもりなどないだろう。新日に更なる金の雨をふらせるため、棚橋を追い詰めるまで、とことん食い下がって行く。そうすれば当然、もう一度再戦が組まれるだろう。今年の新日も楽しみだ。