いよいよ今年も残り少なくなってきました。
今年もいろんな試合がありました。私は東京スポーツ新聞社のプロレス大賞の発表が早すぎるといつも思っておりまして、出来るだけ年末まで引っ張って総括しようと考えておりました。
ようやく、自分なりに固まってきたので挙げてみたいと思います。
最優秀選手賞 杉浦貴(プロレスリングNOAH)
思いっきり東スポとかぶってしまいましたが、今年一年、GHCヘビー級王者として団体を引っ張って行きつつも、観客動員の減少など常に団体の行く末を案じて警鐘を鳴らし続け、体を張って最前線で頑張り続けた男でありますので、文句なく最優秀選手であると思います。
年間最高試合賞 船木誠勝 vs 鈴木みのる(全日本 4.11JCB)
チャンピオンカーニバル決勝戦でぶつかった両雄。それだけではなく、これまでの2人の人間関係までも総括し、お互いに感情をぶつけ合い、そして和解へ・・・。今年凄かった試合は数あれども、見終わったときに涙がこぼれた試合はこれだけ。実況の人も泣いていた。それだけ感動的な一戦だった。
最優秀タッグチーム賞 永田裕志&井上亘(新日本)
これまで何度井上の情けない姿を目にしてきたことか・・・ヘビー級転向後、パッとしない日々が続いてきたが、諦めずに続けてきた甲斐あって、ようやく秋のG1タッグを制し花開いた。最強のタッグチームではないかもしれないが、タッグとは何か、それがわかった気がします。
これまで何度井上の情けない姿を目にしてきたことか・・・ヘビー級転向後、パッとしない日々が続いてきたが、諦めずに続けてきた甲斐あって、ようやく秋のG1タッグを制し花開いた。最強のタッグチームではないかもしれないが、タッグとは何か、それがわかった気がします。
殊勲賞 小島聡(フリー)
全日本退団、ヒジの手術、そして新日本での復帰と批判はありつつもG1を制覇し、そしてIWGPヘビー級王座の獲得と防衛を果たしました。今年、新日本マットで最も実績を上げたレスラーであると思います。
敢闘賞 田中将斗(ZERO1)
ZERO1マットで最も期待を裏切らない男であり、新日マットにおいてもこの男の気迫あふれるファイトはもはやなくてはならないものとなっています。
技能賞 吉野正人(DRAGON GATE)
スピードと技のキレは一級品。オリジナル技も多く、この人の試合は一瞬たりとも目が離せない展開が続く。それに加えて今年はブレイブゲート、ドリームゲート王者にもなり実績も十分だ。
新人賞 鈴川真一(IGF)
今年はまだ2試合しかしていないので賛否両論あると思うが、マーク・コールマン、モンターニャ・シウバを破ったのは新人としては破格の実績だ。
女子プロレス大賞 田村欣子(NEO)
女子プロ界の絶対王者、2冠王の田村様。年末に引退してしまうのが惜しい。実績重視で田村様にケッテー!
女子プロレスビジュアル大賞 野崎渚(NEO)
女子プロレスにはビジュアルも大事。その点野崎は文句なしの美形。ケガが多いのが難点だが、今年は復帰して試合スタイルを変えている。無理をせず少しでも長く現役生活を送ってほしいと思う。ただ最近の髪型は個人的にはあまり好きではない。
ローカルインディー大賞 見た目が邦彦(西口プロレス)
西口プロレス所属でレスラーとしては素人でありながら、真・下町プロレスなどのローカルインディー団体に積極的に参加。ついにプロのベルト、下町無差別級王者となる。見た目が革命に期待。
ローカルインディー年間最高試合賞 ウルフ・スター☆&見た目が邦彦<西口> vs ブラックドッグ<フリー>&超大物X(=ミスター・ポーゴ)(水上プロレス 10.17春日部)
普通の公園で行われた一戦になんとポーゴがサプライズ参戦。ファイヤーまで飛び出し大満足の一戦でした。
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