鼠径ヘルニア治療記(4)のつづき
手術が終わり、病室に戻ってきたのが14時45分。これから6時間は動いてはいけないそうだ。
頭を動かしたり上にあげたりすると、麻酔が頭部にまで上ってきて気持ち悪くなるそうなので、頭は絶対に動かさないようにとのこと。当然、「まくら」はしていない。
また、患部には「砂のう」が置かれていて圧迫されている。これは2時間取れないそうだ。
砂のうの重みがじわじわと効いてきて苦しい。
砂のうの重みがじわじわと効いてきて苦しい。
腰が痛くなってきた。でも動けない。これが一番辛かった。
寝たきりの人などは床ずれを起こすというけれど、自分はほんの何時間か同じ姿勢なのに痛くなっても動けないのがこんなに辛いとは・・・。
寝たきりの人などは床ずれを起こすというけれど、自分はほんの何時間か同じ姿勢なのに痛くなっても動けないのがこんなに辛いとは・・・。
2時間たち、砂のうが取れた。少し体勢をずらしても良いそうだ。少しは腰の痛みから解放された。
気がかりなのはトイレ。恐らくかなりたまっているだろう。でも下半身の感覚がないからわからない。
でも看護師さんに言うと、尿管カテーテルを入れられると思うので、それだけは絶対に避けたかった。そんなのを入れるの考えただけで嫌になる。尿管カテだけは嫌だ。
でも看護師さんに言うと、尿管カテーテルを入れられると思うので、それだけは絶対に避けたかった。そんなのを入れるの考えただけで嫌になる。尿管カテだけは嫌だ。
ここで家族は帰って行った。
19時30分、看護師さんがベッドの背もたれを上げてくれた。だいぶ楽になった。
20時終了。看護師さん立ち会いのもと、歩いてみる。何とか歩けた。水を飲み、気持ち悪くならなかったら夕食が食べられる。大丈夫だったので食事が出された。温かいまま出されたので驚いた。2~3口食べ、トイレに行ってみる。
まだ下の感覚はないが、おしっこが出た。これで安心。でもトイレで立ちくらみしてしまい、気分が悪くなり、その後食事が食べられなかった。
21時、消灯。結局また寝ることになる。