鼠径ヘルニア治療記(2)のつづき
10月22日午前6時起床。病院の朝は早い。
実は夜、何度かトイレに行ったのでぐっすり寝たわけではなかった(点滴をしているとトイレが近くなる)。
体温と血圧を測る。
実は夜、何度かトイレに行ったのでぐっすり寝たわけではなかった(点滴をしているとトイレが近くなる)。
体温と血圧を測る。
8時、朝食の時間だが、自分は朝と昼はヌキ。
8時30分、ドクターの回診。
10時、浣腸される。「なるべく我慢して、出たら見ますので知らせてください」とのこと。
すぐトイレに行くが、1分くらいしか我慢できなかった。ナースコールで看護師さんを呼び、出たものを見てもらう。「あ、いいですよ」と言われた。排泄物を若い女性に見られるのってこんなに恥ずかしいとは思わなかった。何か申し訳ない感じ。
すぐトイレに行くが、1分くらいしか我慢できなかった。ナースコールで看護師さんを呼び、出たものを見てもらう。「あ、いいですよ」と言われた。排泄物を若い女性に見られるのってこんなに恥ずかしいとは思わなかった。何か申し訳ない感じ。
11時30分、両サイドの開く手術着、T字帯に着替える。足には弾性靴下。手術中、ずっと同じ姿勢なので、いわゆるエコノミークラス症候群を予防するために履くそうだ。
家族が到着。
12時、お呼びがかかったので、もう一度トイレに行き手術室へ。点滴台を転がしながら歩いていく。
名前と生年月日、今日の手術内容を確認し合って手術台に寝る。凄く狭い。オペ室の看護師さんたちは世間話をしながら手術の用意を始める。フレンドリーに話しかけられるが、緊張していてそれどころではなかった。
麻酔科医が登場。「ヘルニアはどちら側ですか?」と聞かれ「左です」と答える。
横になり足を抱えておへそを見るように背中を丸めると、背骨のところに注射された。
横になり足を抱えておへそを見るように背中を丸めると、背骨のところに注射された。
凄い!左足が温かくなった。体を元の向きに戻されると、あっという間に足の感覚がなくなった。
自分的には足を抱えたまま注射されたので、まだ膝を立てたままでいる感覚だが、足はピンと伸びている。何かすっきりしない感じ。
自分的には足を抱えたまま注射されたので、まだ膝を立てたままでいる感覚だが、足はピンと伸びている。何かすっきりしない感じ。
氷を使って下半身の感覚があるか調べ始めた。「ここは?」「冷たいです」「ここは?」「え?わかりません」「ここは?」「押されている感覚はあるけど冷たくはないです」という問答をしつこく繰り返す。
オペ室内は私が選択した「静かなクラシック」が流れている。看護師さんが「本当にこれでいいんですか?サザンとかありますよ。」とダメ出しされる。「サザンか~うう~ん」と悩んでいると「エリック・クラプトンとかもありますよ」というのでクラプトンにしてもらった。
外科の若手ドクターが登場。「○○さん、手術はどちら側ですか?」「左です」と再度確認。
消毒などをしながらセンサーや電極などを取り付けられ、両手は台にくくりつけて腕が大の字に開いた。何やら仮面ライダーの改造人間になる手術みたいだ。右腕には血圧計、目の前にはタオルがカーテンのようにかけられていて下が全く見えない。
メインのドクターが登場。「よろしくお願いします」となり、12時48分、手術開始。
オペ室内は、Creamの「White Room」が流れていた。