プレイング・マンティス（２）

（１）のつづき

コリン・ピール脱退後、マーク・トンプソン・スミスが加入するもすぐに脱退し、後任になんと元ＭＳＧのゲイリー・バーデンが加入し、１９９５年に「To The Power Of Ten」を発表する。

ゲイリーが日の当たる場所に帰ってきたのは嬉しいが、果たしてメロディアスなマンティスに合うのか心配だった。やはりその心配は的中し、曲によっては合っていたが、全体的には今一つの印象となった。
ただし、ゲイリーが参加したことでマンティスが大いに注目されたことはバンドにとって良かったと思う。

Don't Be Afraid of the Dark

１９９８年、「Forever In Time」を発表。

新加入のトニー・オホーラは伸びのある声でこのバンドに合っている。曲もいわゆるマンティス節全開で充実したアルバムだ。おすすめ！

【Best Years】

２０００年、「Nowhere To Hide」を発表。

前作と同じメンバーで制作したこともあり、基本的に前作の延長線上にある作品。ただサウンドが全体的にエコーがかっており、ソフトな印象になった。このバンドはツインギターを擁し、バックでのリフ展開なども聴きどころなのだが、そういった部分がよく聴こえなかったのが残念だ。

【Nowhere To Hide】

（つづく）

アルバム
５　Only The Children Cry (1993) ミニ・アルバム
６　To The Power Of Ten (1995) ★★★
７　Captured Alive In Tokyo City (1996) ライブ盤
８　Forever In Time (1998) ★★★★
９　Demorabilia (1999) デモ集
10　Nowhere To Hide (2000) ★★★

メンバー
第１１期 1993【Only The Children Cry】
　マーク・トンプソン・スミス(vo)、ティノ・トロイ(g,vo)、デニス・ストラットン(g)
　クリス・トロイ(b,vo)、ブルース・ビスランド(ds)

第１２期 1995【To The Power Of Ten】
　ゲイリー・バーデン(vo)、ティノ・トロイ(g,vo)、デニス・ストラットン(g)
　クリス・トロイ(b,vo)、ブルース・ビスランド(ds)

第１３期 1995【Captured Alive In Tokyo City】
　ゲイリー・バーデン(vo)、ティノ・トロイ(g,vo)、デニス・ストラットン(g)
　クリス・トロイ(b,vo)、クライヴ・バー(ds)

第１４期 1997【Forever In Time】
　トニー・オホーラ(vo)、ティノ・トロイ(g,vo)、デニス・ストラットン(g)
　クリス・トロイ(b,vo)、ブルース・ビスランド(ds)

第４期Ｂ 1999
　クリス・トロイ(b,vo)、ティノ・トロイ(g,vo)、スティーヴ・キャロル(g)、デイヴ・ポッツ(ds)

第１４期Ｂ 2000【Nowhere To Hide】
　トニー・オホーラ(vo)、ティノ・トロイ(g,vo)、デニス・ストラットン(g)
　クリス・トロイ(b,vo)、ブルース・ビスランド(ds)