インペリテリ２

２０００年、「Crunch」を発表。

基本路線に加え、モダンな要素も加えたサウンドで作られたアルバム。
ツアーに参加していたグレン・ソーベル(ds)がレコーディングに参加したこともあり、結束力の強いバンドサウンドになった。
クリスは普段からギター・テクニックのスキルアップに勤しんでいたのだろう。

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２００２年、ロブ・ロックがソロ・アルバムを作っていると聞いて再びグラハム・ボネットを迎えて制作したアルバム「System X」を発表。

若い頃と変わらぬグラハムと弾きまくるクリス、お互いに遠慮を知らぬかのように主張しあう強力な１枚になった。
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２００４年、「Pedal To The Metal」を発表。

新ヴォーカリストにカーティス・スケルトンを迎えて制作されたアルバム。クリスはヘヴィなサウンドを目指したというが、ファンには不評だった。インペリテリは「Grin & Bear It」の時と同様に方針転換すると失敗する。ただ、クリスのギター・テクニックは相変わらず素晴らしい。

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そして今年、ロブ・ロックが復帰した新作「Wicked Maiden」が発売された。

ロブのハイトーン・ヴォーカルはやはりインペリテリに必要だ。タイトルトラックは歴代５本の指に入るほどの完成度を誇っていると思う。前作から５年。その間、曲作りをしていたという。時間をかけ、様々なタイプの曲を収録しているが、自分の感覚が鈍ったのだろうか、どれももう一息に感じてしまった。

アルバム
８　Crunch (2000) ★★★★
９　System X (2002) ★★★★★
10　The Very Best Of Impellitteri～Faster Than The Speed Of Light (2002) ベスト盤
11　Pedal To The Metal (2004) ★★★
12　Wicked Maiden (2009) ★★★★

メンバー
　第８期 1998-2000
　　クリス・インペリテリ(g)、ロブ・ロック(vo)、ジェームズ・アメリオ・プーリ(b)
　　エドワード・ハリス・ロス(key)、グレン・ソーベル(ds)

　第９期 2002
　　クリス・インペリテリ(g)、グラハム・ボネット(vo)、ジェームズ・アメリオ・プーリ(b)
　　エドワード・ハリス・ロス(key)、グレン・ソーベル(ds)

　第１０期 2004
　　クリス・インペリテリ(g)、カーティス・スケルトン(vo)、ジェームズ・アメリオ・プーリ(b)
　　グレン・ソーベル(ds)

　第１１期 2004
　　クリス・インペリテリ(g)、カーティス・スケルトン(vo)、マーティ・オブライエン(b)
　　グレン・ソーベル(ds)

　第１２期 2009
　　クリス・インペリテリ(g)、ロブ・ロック(vo)、ジェームズ・アメリオ・プーリ(b)
　　ブレンダン・ワイルド(ds)