フリップ&イーノ | ヒロエモンのハッソーハッソー

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キング・クリムゾンのロバート・フリップと、ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノの2人による「フリップ&イーノ」。

彼らが70年代に発表した2枚のアルバムのリマスター盤が発売された。

クリムゾン・ファンを自認する私としては避けては通れないものなので、購入して聴いてみた。


「No Pussyfooting」(1973)
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「The Heavenly Music Corporation 」

「んーーーーーーーうむあおーーーーー」と聴こえてきて「みーよ~お~んひ~~」とフリップのギターが被さる。このままこの曲だけで20分52秒もあるのだ。2曲目も同じようなスタイルの曲で18分58秒もある。

アンビエント・ミュージックと呼ばれているそうだが、正直言って初めて聴いたときは購入したことを後悔した。

オリジナル盤では2曲入りだが、このリマスター盤の凄いところは、「The Heavenly Music Corporation 」の逆回転モードハーフ・スピードと2曲目の逆回転モードが収められ2枚組みになっているのだ。


ライナーノーツによると、イギリスのラジオ局が間違ってテープを逆からかけてしまったことによるそうだ。イーノが気づいて電話したそうで、その逆ヴァージョンが収められている。
この曲をラジオでかけるとは勇気のある放送局だ。知らないで聴いていた人は放送事故だと思っただろう。逆から聴いても20分52秒ある。

また、ハーフ・スピードとは2倍遅いヴァージョンのこと。シド・スミスがレコードを遅くして聴いたら感動したのだそうだ。これは41分49秒もある。

頼みもしないのに2曲目の逆回転モード(18分54秒)も収録され、ようやく聞き終えてから、もう一度1曲目を聴いてみた。

今まで変な聴き方をしてきたせいか、もの凄くマトモに聴こえた。なかなか良いではないか(笑)。


続いては2作目「EVENING STAR」(1975)
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「EVENING STAR」


1枚目よりもメロディがあって聴きやすい。音に身を任せて聴いていると時間があっという間にたってしまう。(こちらは特殊なヴァージョンは入っていない)


2人のコラボは2000年代に入って何作か出ているそうなので、今度はそちらも聴いてみようかと思っている。