老後の生活 | ヒロエモンのハッソーハッソー

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聴いてる音楽、プロレス観戦、美術展など

父を見ていると、老後の生活が垣間見えるようだ。


父は退職後、健康作りのためにウォーキングを始める。
無趣味だったため、何かすることを探し、まずは「植木の医者」になることを決意、通信教育で学ぶ。


近場の老人施設に遊びに行く。
そこは、当時50円(今は100円)で利用でき、カラオケやお風呂、将棋などをたのしむ場所。

しかし、そういうところにはボスがいて、なにやら取り仕切って気に入らない人がいるといじめたりするのを見て嫌になり、他の老人施設に行く。

そこでもボスがいたが、昔の仕事仲間と出会ったりして結構楽しかったようで、知り合った人に誘われて公民館の囲碁クラブに入る。


始めは負け続けてくやしかったので、家で囲碁の勉強を続け、次第に勝ち星がつくようになる。

囲碁クラブの会長は面倒見が良い人で、イベントや旅行を企画し、みんなで参加。


父はそういった生活をしているので、日中はほとんど出かけている。


今年、父が倒れて入院中、会長が見舞いに来てくれた。
父が入院中に、囲碁クラブで仲の良かった人が亡くなったそうだ。


退院後、クラブに顔を出すと、また仲間が一人来ておらず、やがて亡くなった。
みんな持病を持ち、通院→検査→入院→通院の日々。

最近、会長が入院しているという話をしていたが、昨日亡くなったそうだ。


知り合った人が突然亡くなってしまうというのは、自分の周りではめったにないことだ。
それが年を追うごとに増えていくのだからたまったものではない。


まだ体が動くうちはいいのかもしれない。
これが一日中起きられないとしたら・・・考えただけでも嫌になる。


これが老人の生活なのかと思った。