ペースメーカの注意 | ヒロエモンのハッソーハッソー

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ブログではまだ報告していませんでしたが、先週父がペースメーカを入れて退院しました。


そのとき担当医師から日常生活の注意点などの説明を受けたのですが、なるほどな~と思ったところがあったので忘れないうちに書いておきたいと思います。


1 携帯電話
  
  よく、ペースメーカを入れた人のそばで携帯電話を使うのは危ないと言われています。
  実際には電磁波で問題を起こした人はそんなにいないそうで、
  よほどそばに近づけない限り大丈夫だそうです。
  携帯電話にばかり気にしていますが、家の固定電話の受話器には磁石が使われています。
  ペースメーカに磁石を近づけるのは危険なので、家の電話にも注意が必要です。
  念のため、電話を受ける際は、左側を避け、右側で受けるようにとの事です。

  なぜかというと、ペースメーカの点検の際に機械を胸に押し当てて調整しますが、
  それに磁力を使っているそうです。
  つまり、磁石を近づけるとペースメーカが点検モードになってしまい、
  心臓の鼓動に関わらず定期的に脈を打ち始めるそうです。
  そのために胸が苦しくなるので、磁石を離せば元通りになるのだそうです。

 
2 リード

  心房と心室にそれぞれリードを入れていますが、リードの先端は逆さにトゲが出ているような
  状態で、心臓の内壁に引っかかっています。(釣り糸の原理)
  なので、手術後すぐに左腕を上にあげたり、力を入れたりすると、リードが取れてしまうそうです。

  リードが心臓の内壁に埋もれてがっちり固定されるまで、最低でも3ケ月は安静にしています。
  (先生の経験では、術後半年の患者さんが、自転車を思いっきり肩に担いだら
  リードが取れてしまったケースがあったそうです)


3 メカニズム
  
  ペースメーカはいつも電気を出している訳ではありません。
  リードがアンテナの役目をしていて、心臓が動いていないなと感知したら電気を流すそうです。
  しかも、心房と心室に入っていますから、心房の次は心室と順番に動いて血液を流しているので、
  リードも時間差で感知して必要とあれば電気を流しているそうです。

  したがって、どれだけ電気を使うかで電池の持ちも違ってきます。
  短い人で4~5年、長い人で6~7年持つそうです。


4 危ない場所
 
  IH調理機器、空港の金属探知機、店の入り口にある万引き防止装置。
  一番ダメなのがMRI。


5 ペースメーカ手帳

  どこに行くときでも、必ず携帯します。
  ウチの父は・・・持ち歩いているんだろうな、多分。