人生の転機11 | ヒロエモンのハッソーハッソー

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次の転機は「就職」であります。

わたくしが大学を卒業するころ、世の中はバブリーな時代でありました。
ちょっとでも就職活動をすれば、もう何社も内定をもらえた時代です。

でも自分は前から行きたいと思っていた職種がありました。
ただ、そこに入るには試験があるので、形上は試験勉強なぞしておりました。
ただし、落ちた場合を考えて、やっぱり自分も就職活動をしてみました。

いろんな業種の企業が集まる説明会に出かけました。
そこで声を掛けられた会社の説明を聞いたら、即「内定」をいただきました。
ただし、自分には希望とする職種があるので、その結果次第ということは伝えました。

さっそくその会社から連絡が入りました。
新入社員の歓迎会だというのです。

銀座のクラブで歓迎会ですよ。
自分の同期は5~6人いました。
盛り上がった会でしたが、自分はいづらかったです・・・

やがて、自分が希望する職種の試験が行われました。
正直、「落ちた・・・」と思いました。でも結果は「合格」でした。

そこで、内定をもらっていた会社に連絡すると、副社長から「こっちにこい」とお呼び出しがありました。
副社長と2人で食事をしながら話すことになりました。

副社長は「前から希望職種のことは聞いてはいた。自分で決めたことならしかたがない。でも今更何でその職種に行くんだろうね。いい選択とは思えないけど。」と話された。

「その職種では人間的に成長するとは思えないけど」とまで言われた。
でもその方からは、いろんなためになるお話が聞けました。
別れ際に「わが社にとっては残念な結果だけど、あなたは自分の道でがんばってください」と言われました。

もし、試験に落ちていたら、自分はその会社に勤めていたハズです。
新橋にある木材の総合商社であります。

数年後、自社ビルが建ちました。その後はバブルがはじけ、合併して社名が変わりました。
テレビでよく新橋の飲み屋で酩酊するサラリーマンを見るたびに、自分もそこにいたかもしれないと思うんです。

でも自分じゃリストラされていたかもね・・・