最近の悪役 | ヒロエモンのハッソーハッソー

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聴いてる音楽、プロレス観戦、美術展など

最近のヒーロー物を見ていて気になることがある。
出てくる悪役って本当に悪いのか?ってことだ。

轟轟戦隊ボウケンジャーで考えていこう。
ボウケンジャーたちは、世界に埋もれているお宝を集めるサージェス財団という
民間が設立した秘密組織。

敵は盗賊組織。要は「盗人」だ。
関係ない人を殺しまくるわけではないのに、泥棒ってことで民間の組織が裁いていいのだろうか?
しかも市街戦までして・・・

まあ、突っ込むところは他にもたくさんあるのだが、「敵をやっつける」のに躊躇しないので、
善悪の判断をしないままついボ~っと見てしまう。

仮面ライダーカブトで考えよう。
地球外から飛来したと思われるワームという生物が人間に擬態して人間界に潜んでいる。
それを駆除するために組織されたZECTという秘密結社に属するライダー。

当初は、異分子排除としてどんどんワームを駆除していく。
しかし、身近な人間がワームだったことが判明し、ワームも心を持っていることがわかる。
現在、物語はクライマックスに向けて進行中。
やっつければ済むという問題ではなくなったことで、物語に深みがでてきた。
でも今の子どもはどれだけ理解しているのか・・・

ウルトラマンメビウスは単純だ。
怪獣をやっつける!
でも悪気がない怪獣は助ける。

本当に分かりやすいね。

昔のヒーロー物は怪人などが登場すると必ず人を殺すので、なんてひどいんだと思い、
ヒーローが怪人をやっつけるとすっきりしたものだ。

時代が変わったのか、自分が変わったのか。

(でもショッカーの怪人も無理やり怪人にさせられていたから被害者といえるかも・・・
それをやっつけてめでたしめでたしだった昔に比べればよくなったのかな?)