キング・クリムゾン

いつか紹介しようと思っていた！。
キング・クリムゾンだ。

キング・クリムゾンは、ロバート・フリップを中心に１９６８年に結成したプログレ・バンド。
メンバーチェンジを繰り返しながら、現在まで続いている。

サウンドは在籍メンバーによって異なる。
時期によって楽器まで違うのだ。

このバンドは正直言って、初心者にかんたんにお勧めすることはできない。
なぜなら・・・聴くのに忍耐を必要とするからだ。

初めて聴くと、１～２曲聴いたことのある曲があるかもしれない。
しかし、聴き進むうちに、
「あれ？　今演奏してるの？　まだ曲が続いてるの？」とか
「なにこれ？　曲？　メロディないけど・・・いつまで続くんだ！」
と感じると思う。（自分がそうだった）

それは、彼らがインプロビゼーション（即興演奏）をやっているからだ。
インプロはそもそも主にジャズの世界で演奏されている。
それをロック・バンドでやっているのだ。
聴き込んで行くうちに、そのテクニックに驚嘆し、
サウンドに身を任せると、不思議な感覚にとらわれる。

しかし、中には悲哀を帯びたメロディの曲があり、その魅力がわかるとＣＤを揃えたくなる。
そうしてＣＤを買い進めるうちに、全部買うのが不可能に思えてくるのだ。
なぜなら、ライブ盤が非常に多いから。（すっっっごく多いんだ、これが）

クリムゾンのファンは散財している。（自分もそう！）

ここで、今から聴いてみたい人に朗報がある。
最近、ベスト・アルバム（THE CONDENSED 21st CENTURY GUIDE TO KING CRIMSON
：濃縮キング・クリムゾン）　が発売されたのだ。　

新曲など入っていない。が、マニアは当然買う。
なぜなら、最新リマスターと新たな短縮バージョンが入っているから・・・

なんで短縮するんだよ！　最後まで入れろ！　とか　
なんで「アイランズ」が入っていないんだよ！　とか不満はあるが、初心者にはいいと思う。

まずはスタジオ・アルバムを紹介します。

１　In The Court Of The Crimson King (1969) ★★★★★
２　In The Wake Of Poseidon (1970) ★★★
３　Lizard　(1970) ★★★
４　Islands (1971) ★★★★
５　Larks Tongue In Aspic (1973) ★★★★
６　Starless And Bible Black　(1974) ★★★
７　Red (1974) ★★★★★
８　Discipline (1981) ★★★★
９　Beat (1982) ★★★
10　Three Of A Perfect Pair (1984) ★★★★
11　Vrooom　(1994) ★★★
12　Thrak (1995) ★★★★
13　The ConstruKction Of Light (2000) ★★★★
14　Happy With What You Have To Be Happy With (2002) ★★★
15　The Power To Believe (2003) ★★★