ファーストアルバムから聴いていくと、ライブアルバムの順番になるだろう。
自分は昔、ライブアルバムを飛ばして聴いていた。
知っている曲よりも、知らない曲を早く聴きたかったからなのだが、
それではその当時のことを知ることができないと気づいた。
ライブアルバムは、リアルタイムで聴いていなかった時代を追体験できるのだ。
自分がオリジナルアルバムを聴いてきて気に入った曲が、ライブでどう演奏されているのか
興味深いし、観客の反応も楽しみだ。
アルバムのとおりに演奏するのかと思いきや、違うアプローチで演奏し、その曲の
別の一面が見えることもある。(がっかりすることもあるが)
自分は昔、オリジナルアルバムではフェードアウトで終わる曲はライブで演奏する際に
最後はどうやって終わるのか気になった。
まさか、音が小さくなって終わることはないだろうと思っていたが、
やはりみんなきちんと終わらせているのである。
なかには、かっこいい曲なのに最後はいきなりブルース調でシメて
聴いていてずっこけたものもあった。
(ディープ・パープル「ノッキング・アット・ユア・バックドア」)
ライブアルバムは、ベストアルバムより先にリリースされることもあり、
そうすると今までのキャリアのベスト盤ともなり、そこで一区切りつけることで、
次からのアルバムを聴くのが楽しみになってくるのだ。