佳辰棚
坐忘斎家元好の棚に雅な佳辰棚がある。土本宗丘先生の解説によると、唐の謝偃が詠んだ詩が挙げられている。佳辰令月歓無極萬歳千秋楽未央漢詩を学ぶと、道具の取り合わせにも深みが出る。今日は、唐詩選をめくってみた。唐詩選七言絶句 楽府 歌曲軽妙 清新 雄健 含畜 俊逸9月9日 重陽の節句王勃 九月九日 望郷臺(だい) 他席他郷 客を送る杯 人情已に厭ふ 南中の苦 鴻雁那ぞ 北地より來る牡丹の花を愛でて、楊貴妃の濃艶さを喩えた清平調詞 李白玄宗が楊貴妃と共に興慶宮の沈香亭にて李白に命じた玄宗は、李白の詩に笛を吹いた。雲には衣装を想ひ、花には容を想ふ。春風かんをはろうて露華濃かなり。若し羣玉山頭に見るに非ずんば、會ず瑶臺月下に向いて逢わん。寄韓鵬政を為すに心かんなれば物自らかんなり。朝に看る飛鳥 暮に飛び還る書を寄す 河上 神明の宰羨む 城頭の枯射山訳)政治をとるのに、心が静かでのんびりしていれば、物事すべてしずかによく治まるものだ。何事も自然に任せ、悠々自適でありたい。無為活淡な政治をしているあなたが、羨ましい。佳辰棚には、四神が描かれている。東の青龍 南の朱雀 西の白虎 北の玄武京都の条里の四方を守っている。棚の扱いと鑑賞(7) 佳辰棚 (淡交テキスト) [ 裏千家今日庵 ]楽天市場