茶事・茶会の心得 佐々木三味著


茶杓の銘

春 山吹  郭公

夏 卯の花

晩秋 紅葉

初冬 散り紅葉


茶器の銘

①物の優秀

②景色

③来歴

④所持者


道具が主、亭主が従のお茶から、亭主の人格の表現・芸術的な創作の茶へシフトする


懐石料理 一汁三菜を限度とし、牛飲馬食しては物の味は分からなくなる。乏しい位がしみじみと味わいつくせるのである。


茶の醍醐味

乏しさ、つつましさ、幽かなるもの、そこに美しさを求めて、その中から高い情操的なものを味わう


茶を点てる事ができれば、亭主になり、生きた茶をしていく事が大切

その為に亭主は心の用意をし、客と慈しみながら茶を楽しむ


無理をしない

分相応の茶 

利休曰く「釜一つあれば茶の湯はなるものを

数多の道具持つぞ愚かな」


懐石の方が主になり、茶が疎かになるのは、頂けない。

利休曰く「草庵を書院のごとく、取り捌き、

基本意を尋ねるに及ばず、大食大酒の人は

草庵にでも酒盛りの興をなし、その心々に叶はざれば侘数寄いやに思ふ成」