濃茶と薄茶

薄茶 心は草 点前は真

濃茶 心は真 点前は草


山岡宗無 

利休と一客一亭の茶事(初夏)

棚 香合 雀 羽箒

小板 風炉 桐の小釜


花所望 花材 牡丹

水指 信楽 

茶入 黒

茶碗 狂言袴 三島筒型


野点 潔い場所でする

   法はないが、茶になるかどうかの枠組

   みがある


千利休が日野輝資(てるもと)に和歌を学んだ。


1117日茶会(雪の夜)

利休邸の四畳半座敷

正客 守理法親王(御室御所の皇族、妙法院の門跡)

次客 常 法親王

詰  日野輝資


初座

床  定家の歌

   降雪にさてもとまらぬ御狩野を

   花の衣のまず帰るらん

軸前 短冊箱

釣釜 雲龍釜

袋棚 香盆 青磁香炉 具利香合 炷き殼入れ 金の火箸

水指 飯銅

羽箒

歌を詠み、香を聞く。

濃茶 小棗

   茶碗 高麗 三島手


105日 突然の来客

夕刻 利休邸四畳半座敷

客 天野彦右衛門

  上田隼人(宗箇か)

床 向釘 菊

花入 籠(掛け)

釜 雲龍釜(釣り)

袋棚 長次郎の柿香合 羽箒

水指 信楽

炭斗 菜籠


中盆 茄子の茶入と天目

薄茶 絵茶碗 

建水 備前


利休 醒ケ井屋敷(中京区醒ケ井五条下ル)

秀吉御成

黒田如水

細川幽斎

今井宗久


床 秀吉の歌

  (底 なき 心の内を汲てこそ

    お茶の湯者とはしられたりけり)


6畳座敷

大板 倶利香合 羽箒 炭斗

半田焙烙 下火

風炉 雲龍釜 醒ケ井名水


細川幽斎の歌

  (濁なき此御代とてや足引の

    岩井の水もやすくすむらん)

黒田如水の歌

  (万代の声もけふよりまし水の

    清きながれは絶じとぞ思ふ)