星(・・・理性が・・・しかも暑い)


二人でベッドの中で寝てる。

星が風呂からあがったら寝てたのだ。生憎布団はそれしかなく頭の効かない星はそこで一緒に寝ていた。

星(あの感覚・・・こいつなら・・・いいよな・・・殺しても人間じゃないし)


光兎『ナイフそこにあるからさして見なさい(笑)』


星『へ?は?なんで』


光兎『あのね、"心"を見るなんて簡単なのよ。』


星『は?』


光兎『良いから』


星『なら遠慮なく』



グサッズボッ


星『死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね・・・』


ゆっくり、ゆっくり。光兎に抱かれた。


予想外の行動にナイフを落としてしまった。


光兎『過去の出来事に囚われなくて良いのよ。ゆっくりで良いの、ゆっくり私と嫌な過去忘れて行こ。ね?』


顔にあたる光兎の頬が暖かかった。
肩にあたる光兎の涙に、罪悪感を感じた。
光兎が一体なんなのかがわからなくなりそして優しさに素直に抱かれたかった。

ギュ・・・


良い髪の香りが眠気を呼び、そのまま寝てしまった。

幸せな夜だった
朝。


星『ふぁ~あ』


星(昨日は満月綺麗だったな・・・)


??『るっさいわねぇ・・・朝からもう・・・何よ』


星『あ、ごめん。ってハァ??』


光兎『私、餅月光兎。よろしくね。』


星『いゃそうじゃな「朝ご飯朝ご飯♪」』


星『ちょ・・・まってくだ「話しはご飯の後よ。今は黙って働きなさい」』


星『・・・はい』


気合いに負けた星。


しかし星はとてつもなく驚いた。ありえないくらいの美女が隣で寝てたから。ってより隣に人がいたことに。


そして・・・


星『貴女誰ですか?』


兎『それが真っ当な質問だよね。でも残念ながらさっき言ったわ。餅月光兎。』

星『いゃそんなんじゃなくて・・・なんでここにいるんですか?』


兎『話し長くなるけどいいかしら?』


星『あ・・・はい。』



兎『私は月に住んでるの。貴方が月には生物がいるわけないと疑ってたからここに来たのよ。実際はいるの。分かった?』


星『月から?!明らかに人間でしょ!てか理由そんだけ?!いゃいゃおかしいよ?真面目に??』


星、パニック。


兎『疑ってたから来たのは冗談よ。でも月から来たのは本当。来た理由はこれから歴史に名を刻む殺人鬼になる貴方を止めに貴方の母親からの依頼で来たのよ』

星『依頼?!母さんは死んだんだぞ?それに月から?俺が殺人鬼??嘘だ嘘だ嘘だ・・・』


兎『ごちゃごちゃうっさいわねー・・・とりあえず掃除しなさい掃除。まぁ、私が話した内容理解するには時間がかかるわ。ゆっくり現実を受け入れればいい。』

それから夜まで何故か記憶がない。


ただ覚えてるのはある事を言ってから記憶がない。

星『光兎って男見たいな読みだ「アハッ♪」』



光兎『あら起きたの?』


星『お前俺になにをした?』


光兎『秘密』


星『言え』


光兎『ひみちゅ~』


星『分かりました』


光兎の一本勝ち


光兎『ほら。あんた何にも食べてないでしょ?作っといたから食べなさいよ。』

星『・・・(万能)旨い(笑)料理意外とうま「決まってるでしょ私の料理なんだから(笑)」』


なんか言葉を遮られたのは、きっと気のせい。


光兎「風呂わかしといたから入ってきなさい。」


星『(なんでもやってくれてる・・・)う、うん。』
星目線




『はぁ~』



することねぇな・・・満月しかない・・・

はぁ・・・


月かぁ・・・


兎が餅つきしてる・・・


ホンマにいたらお笑いやけど、なんかいてほしいな(笑)


『はぁ・・・』



??『なに溜め息ばっかついてるのよ。たっくもー!』



『???ほぇぁ?誰かいんの?』




あれ?確かに声したよな・・・ 気のせい?気のせいか。うん。


そして星は眠りについた。いつものように。


いつものように・・・
刑務所の仕組み、罪の重さ、停学についてなどわからない部分が沢山あるので、『あれ?ここおかしいぞ?』ってところは指摘コメントよろしくorz
星は、それから中学生になり、高校生になった。


刑務所を出てからずっと独り暮らし。



毎日が楽しくてたまらなかった。


部活に励み、勉強に励み。いつも一人で家事や飯を終わらすのなんて不満に思えないくらい、充実していた。
いゃ、周りから見たら充実するはずもないが、星はそれなりに楽しんでいた。

しかし高校生二年生になってから変わった。同じ日々に同じ人に同じ時間に同じ環境に。


全てに飽き飽きしてきた。

そして大事件が起きる。
星の家庭、気になった人はいないだろうか?


星の母さんは父親に疲れて自殺をしてしまったのである。


星は母さんが大好きだからとても苦しんだ。


【誰より苦しんだのは父さん】


これを覚えていてほしい。

星の母さんの家庭も、父さんの家庭も親がいないから、逃げるとこも星には無かった。


そして


父親が狂い始めた。
星『止めテ・・・ごめンなサい・・・なんデも言うこと聞きまスかラ』


カン・カラン・・・


父『今なんでも言うこと聞くって言ったよな?言ったよナァァァァ!』


星が小学四年生の時。星は自らの命をたとうとしていた。


しかし親に見つかり今に至る。星の親は鉄パイプで死なない程度に殴り付けていた。


星『はい・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・』


父『うっせーーんだよぉぉぉ!そうだ・・・言うこと聞くって言ったよな・・・』













父『人間の肉って美味しいと思う?(笑)』









え?


思わず口にしてしまいそうになった。
あまりに不思議な質問、久々に見た父親の明るい笑顔。
いつもピリピリしていた星は一瞬、怖いけど、なんか安心をした気がした。


星『(父さんが笑った!やった!)美味しくないと思う・・・』


あくまで、父にバレないように顔を作る。


父『食べないと分からないよな?分からないよな?』

星『はい・・・』











父『なら星の肉で試すかァー?』











イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ・・・


コワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ・・・


ナンデヨナンデヨイツカラネェオトウサンイツカラ?


ヤメテヤメテヤメテヤメテ・・・オカアサン



『ぐちゃぷちゃ』


星『あー痛いイタイイタイイタイ死ぬシヌたすけてやなとなあなたはなたかあたまやな『うるせぇ!』』


父が一喝。一喝するところ違うだろ・・・。


星があまりにもうるさいから・・・いゃ、普通の反応である。星は。


父『今日はなぁ!てめーがうっせーーから見逃してやる!感謝しろ!』


『ガチャン』


星『アハハ・・・ハハ・・・感謝・・・』

星の腕はえぐられ血と肉で、普通の人なら泣き叫んでいる傷だ。それくらい酷い。


星『赤いよ・・・赤いよ・・・あかいよぉぉぉ!ハハハハハハハハハハハハハハハハ!お礼をたっぷりしてやる!殺してやる!殺す!コロスコロスコロスコロス!ハハハハハハハハ!』


泣いた顔は笑顔になっていた。
それは、悲しみも苦しみも、全てを捨てた笑い。悲しい笑い。


父の寝室にバットをもって入り寝ている父の顔に向かって一言


『さようなら(笑)』



グチャ


父『止めろ止めろ!』


バーン


父『止めろごめん父さんが悪かった』


(反省なんて・・・)バキボキ


父『ギャッッ』


(そういえばしたこと)グチャ

父『覚えてろよ』


(無かったなぁ親父は)バキボキ


父は死んだ。いゃ殺された。


一瞬でわかった。目が開かなくなったから。


星『ネェネェネェねぇ!!どぉしたの?反撃しねーのかよギャハハハハハハハハ!』


星『これからどうするかなぁ。手がないから警察に自首するしかないやぁ(笑)』

星はそして正当防衛として警察へ行った。


幸い、普段から暴力受けていたことなどから正当防衛で通って少しの刑ですんだ。




これが星が狂い始めた日。