芯貼りがめんどくさい!を解消するおすすめツール | ハンドメイド作家のソーイングガイド effi-sewing

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ミシンを使ったモノづくりでは芯貼りは重要な工程です。

 

でも、10秒押し当てて、少しずらしてまた押し当てて・・・

1点ならまだしも、何点も作るとなると結構な手間がかかってしまうもの。

 

そこで「芯貼りがめんどくさすぎる!」

を解消してくれるとても便利なツールをご紹介します。

 

 

それはスチームプレス機です

 

 

  1.スチームプレス機とは

芯貼り機ではなくアイロンと同じようにシワを伸ばすための機械です。

日本ではあまり一般的ではないので知らない人もいらっしゃるかと思います。

私も芯貼り機という用途で探さなかったら存在を知らないままだったかも。

業務用の芯貼り機とは異なりますがアイロンと同じ機能なので芯も貼れます。

 

操作はレバーを上下させて2枚の板に生地を挟み込み圧着させます。

 

また、素材によって温度を変えられるようになっています。

 

 

 

  2. 芯貼り機として使ってみた感想

アイロンで手貼りした時と比較してまず感動するのは早さ。

同じ10秒で圧着できる面積が違います。

アイロンだったらせいぜい20cm四方の範囲。

アイロン10回押し付けるくらいの範囲を一度に貼ることができるんです。

 

そして貼り方もムラなく均一に貼ることができる。

 

レバーを下ろしてしまえば手を離していられるのも嬉しいポイントです。

 

接着力も十分、糊がプレス機を汚すのを防ぐためクッキングシートをのせて圧着させてます。

 

 

 

  3. デメリット、注意点

①まずは価格。

私が買った時は5万円ほどだったと思います。

これでもかなり勇気を出して購入しましたが、今は円安ということもあって7万円ほどするようです。

とりあえず買ってみよう、と思い切るにはハードルが高いですね

 

 

②次に海外製であるため日本の規格と合わないこと。

商品ページには変圧器と変換プラグの使用が勧められています。

そこで変圧器を扱っている会社に問い合わせたところ、

少しパワーや性能は落ちるかもしれないが変圧器なしでも使えるだろう

とのお返事をいただきました。

良心的な対応に感謝。

 

 

 

 

 

 

購入前に変圧器について確認し、変換プラグだけは届いてから別途買いました。

 

 

私が探していた当時はなかったと思いますが日本国内仕様のものもあるようです。

これなら変圧器云々の心配はいらなそうですね。

 

 

それからアイロンより接着面積は広いですが30×50cmくらいになりますので

③ある程度の大きさのパーツは位置をずらしながら貼る必要があります。

芯を貼ったら本来は動かさずに冷ます方が良いのですがそれができません。

 

 

さらに、④温度が上がるまでが長い

5分程度かかっているでしょうか。

体感では結構長く感じます。

 

一点だけ作る場合、または貼るのが全面ではなく部分的な場合は、アイロンでちゃっちゃと貼った方が早いかもしれません。

 

私は試作はアイロンで貼り、数点まとめて作るような場合にプレス機を使っています。

 

  4. どんな人におすすめか

芯貼り作業の手間を軽減し、均一な仕上がりにしてくれる強力なツール、スチームプレス機。

 

私は買ってよかったと思っていますが、特におすすめなのはこんな人。

 

毎日アイロンでパーツ全面に芯を貼っている布小物作家さん

 

間違いなく数倍、時短になるでしょう。

 

参考になれば嬉しいです。

 

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