これから夏に向けてビニール生地(PVC)の作品を作りたい方もいらっしゃるでしょう。
そんな方に、扱い方、縫い方についてご紹介します。
- ビニール生地(PVC)とは
- 縫うために必要なもの
- ビニー生地の縫い方
- 使用例(作った物紹介)
- まとめ
1.ビニール生地(PVC)とは
ビニール生地はPoly Vinyl Chloride(ポリ塩化ビニル)、略してPVCともいいます。
やわらかなビニールのシートで厚さや色数も豊富。
軽くて耐久性が高く水に強いのもポイントです。
プールバッグやサマーバッグによく使われますね
また熱に弱く、高温環境では変形や変色が起こることもあります。
そのような環境にさらしてしまわないように注意が必要です。
2. 縫うために必要なもの
針と糸は基本的には普通地と同じでOK。
厚みがある場合は厚地用に換えてくださいね。
針穴があいたり、まち針は打ちづらいので仮止めするならクリップにします。
普通の押さえでは滑りにくいためテフロン(スムース)押さえや押さえにメンディングテープを貼るなどして滑りをよくしましょう。
これはラミネート生地や革を縫うときにも使えます。
他にも滑りをよくする方法としてはシリコンペンを縫い代部分に塗ったり、
薄い紙やトレーシングペーパーをはさむという方法もあります。
が、1本縫うためにいちいち紙をはさんでちぎったり、
縫い代にシリコン塗るのはできれば避けたいですよね。
最初は押さえでどうにかできないか試してください。
3. ビニール生地の縫い方
縫い目が細かすぎると穴が増え、裂けやすいので3mm程度がおすすめです。
縫い代はほつれてこないので切りっぱなしでOK。
アイロンで縫い代を割るのは変形のリスクがあるのでローラーなどを使うか、
そもそも割らない仕様にすることをおすすめします。
くっつきやすい素材なのでひっくり返したり振り回すのが大変です。
故に複雑な縫いは向きません。
表裏を返すときはドライヤーで少し熱を加えてやると扱いやすくなりますよ。
4. 使用例
私も過去に何点かPVCを使ったバッグや小物を作りました。
一点目はこちらのサコッシュ
次はリングショルダー用の封筒型ポーチ
秋冬素材と合わせていますが違和感ないですよね。
あとはこちらのバッグです。
使い勝手もよく、気に入っていました。
5. まとめ
ビニール生地の縫い方、参考になりましたでしょうか。
これからの季節にぴったりでハンドメイドサイトでも毎年特集が組まれるPVC素材。
需要も高まりますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか