【ハンドメイド販売】自分の作品が海を渡った時のこと | ハンドメイド作家のソーイングガイド effi-sewing

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今回はハンドメイド販売を始めて数ヶ月後に訪れた海外からのご注文にまつわる経験談です。

 

私がハンドメイド販売を始めたのは約3年前。

三男がもうすぐ2歳というころに始めました。

 

商品は聖書のカバー。

普通のブックカバーとちょっと違ってファスナーで開閉するタイプです。

こんな感じ↓

 

なぜ海外販売を考えたかというとクリスチャン人口が圧倒的に日本より多いからです。

単純ですよね汗

 

Etsyという海外のハンドメイド販売プラットフォームで販売を始めたのですが、開発段階から不安だったのが日本と海外の聖書事情の違い

日本はカトリック、プロテスタントの教会が使用している聖書はいくつか訳がありますがどれもサイズ展開は同じです。小型、中型、大型の三種類。

 

ところが英語の聖書は種類も多くサイズもバラバラ。

サイズを聞いて受注制作にすれば良かったのですが、当時は子どもが幼く時間を確保できるか不安で在庫販売のみと決めていました。

英語でのコミュニケーションにも不安がありましたし泣き笑い

 

Etsyには数点出品して、日本語の聖書カバー販売を始め、そちらに力を入れるうち、Etsy に出品した商品はあまり気にとめることもなくなっていました。

それがクリスマスが近づいたある日、海外から初めての注文が!

 

詳細を見てみるとUSからのお客様でクリスマスのギフト用としてメッセージも添えられていました。

送料も速達便を選択されていて嬉しさというより動揺しまくりでしたあせる

初めての発送でラッピング、何よりクリスマスに間に合うのか?

 

 

アワアワしながらラッピングを終えEMS(日本郵便の国際スピード郵便)の送り状を印刷しようとした段階でEMSは停止していることがわかり唖然。

当時日本郵便からはアメリカへの荷物は船便しか利用できない状態でした。

 

アメリカ国内から購入すれば確実にクリスマスには間に合うのに送料が高くても私の商品を選んでくださった、その気持ちに応えねば!

 

思案するうちにヤマトさんの国際宅急便があることを思い出し、準備を進めるも今度は発送先の電話番号が必須であることが発覚。

Etsyではお客様の電話番号は収集していないのでセラーが直接やりとりしなければいけません。

慣れない英語でメッセージを送り、じりじりしながら待つこと5時間。

無事に返信をいただき発送することができました。

 

ここでようやく安堵と嬉しさがこみ上げてきました。

ヤマトさんの追跡ページで荷物の所在を確認しては、自分の作品が海を越えて運ばれるという事実に不思議で幸せな気持ちになりました。

 

家と公園と園を行き来するような狭い日常の中で、その気になれば海外のお客様にだって商品をお届けできる!その事実が励ましになりました。

 

Etsyで販売するには為替のチェックと各国への配送状況を定期的にチェックすること、これも得た教訓です汗

 

私は結果的に海外向けの販売は止めましたが、興味がある方の参考になれば嬉しいです。

 

 

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