職業紹介の種類 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。

人材紹介会社経由で転職する方は、全体の5%程度です。



多くの人材紹介会社は、東京、大阪などの都市に集中しており、地方に営業所を開設している会社が少ないことが要因として上げられます。



またほとんどの方が、人材紹介会社がどのようなサービスを提供しているのか知りません。



転職活動時の機会損失を防ぐために、人材紹介会社の活用方法、選び方を理解する必要があります。



厚生労働省のHPでは、「職業紹介」とは「求人及び求職の申し込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立のあっせんをすること」とされています。ここでいう求人者とは、採用する企業、団体のことを差します。



職業紹介事業を行うには、厚生労働大臣の許可(免許)が必要です。



職業紹介事業は、有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の2種類あり、求人者(企業)もしくは求職者からの報酬の有無によって分けられます。



ほとんどの人材紹介会社は有料職業紹介事業を行っており、厚生労働大臣から取得した許可番号を会社のHPに掲載しています。



無料職業事業の許可は、県や自治体が取得しています。ハローワークなども無料職業紹介といえます。



厚生労働大臣から取得した職業紹介の許可にも、有効期限があります。



職業紹介許可の有効期限は、以下の通りです。

【職業紹介許可の有効期限】
有料職業紹介事業:新規の場合3年、更新は5年
無料職業紹介事業:新規、更新ともに5年



職業紹介事業の許可取得条件は、資本金500万円以上となっております。そのため、社員1人で人材紹介事業を行っている会社も少なくありません。



有力職業紹介事業者でも、人材紹介会社は紹介費用を企業に請求していますので、求職者側としては無料でサービスを利用することができます。