
毎週日曜日に放送されている番組「ルーズヴェルト・ゲーム」を見ていますが、だんだんと面白く感じてきました。
倒産寸前の会社の建て直しと廃部寸前の社会人野球とを合わせたドラマですが、ここからどうやって会社を復活するのか、大変興味が湧いています。
先週6月1日(日)に放送されたドラマでは、人材紹介会社を通じてライバル会社の開発部長をヘッドハンティングする場面がありました。
私自身も、企業からご相談頂いた求人に見合った方を探す際、広告を掲載するだけでなく、スカウトを行っています。
人材紹介会社やヘッドハンティング会社が行うスカウト手法は、いろいろあります。
ドラマで出てきたような技術開発の部長職の場合は、基本的には同業他社からのスカウトになります。
同じような製品を出している企業は限られています。企業をリストアップし、対象となる候補者を探します。
採用候補者となる候補者への主なアプローチ手段は、以下の通りです。
【主なアプローチ手段】
・非公開求人サイトに登録している会員に対して、スカウトメールを送る。
・専門業界紙などから対象者の名前を探す。
・人材会社とは名乗らず、直接企業に電話し対象者の名前を聞き出す。
・個人の人脈、同業界の横のつながりなどを活用する。
・LinkedInやTwitterを活用して直接メールを送る。 など
技術職に特化した人材紹介会社のキャリアコンサルタントのほとんどは、元々が技術職経験のある方が多いです。その方のスキル判断や求職者の気持ちを理解するには、知識と現場での経験が必要だったりもします。
サムスン電子などの韓国メーカーに転職する日本の技術者のほとんどが、人材紹介会社やヘッドハンティング会社を通じて転職しています。
人材紹介会社のスカウト活動は、技術開発職に限定して行われているものではありません。第二新卒者を対象とした求人に対しても、様々な手法でスカウトを行っています。
人材紹介会社は、紹介手数料として企業に採用した人の年収の25~35%を請求しています。年収1,000万円の人を紹介し紹介手数料35%で請求した場合は、350万円の売上利益になります。
人材紹介の手数料は、決して安くありません。日本ではハローワークという無料で求人を掲載できる公共サービスがあります。ハローワーク経由で採用するとむしろ助成金を貰える場合もあります。
私自身、人材紹介会社のキャリアコンサルタントとしてスカウト活動を行っていますが、紹介手数料に見合うサービスの提供を常に心がけて業務に取り組んでいます。
人材紹介会社を利用して転職活動する場合は、まずは転職サイトに登録して人材紹介会社からのスカウトメールが届くのを待つか、人材紹介会社取扱求人が掲載されている非公開転職求人サイトを活用する方法があります。
人材紹介会社にも会社によって特徴があります。自身のキャリア形成に見合った会社とコンサルタントを選択して転職活動を行いましょう。
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福井祐平 福井祐平