
貫田宗男(1951~)さんは、山岳ガイドを務める登山家です。
貫田宗男さんは、子供のころ体が弱かったこともあり、全てに自信が持てないでいました。
中学生のころ、貫田宗男さんの兄が山に連れて行ってくれ、頂上での達成感、充実感がうれしく山登りをはじめるきっかけとなりました。
高校山岳部から本格的に登山を始め、高校卒業後に日本エキスパートクライマーズクラブ(JECC)に入会します。
日本エキスパートクライマーズクラブは、クライマー個人が主体で、各個人の自由な活動を最大限尊重するクラブです。
31歳の時、登山の企画を中心とする旅行会社にアルパインツアーサービス株式会社に入社します。
40歳の時、4回目の挑戦でエベレスト登頂を果たします。
43歳で会社をやめ、2度目のエベレスト登頂を果たします。
45歳で、世界の山々を目指す登山隊や撮影隊のコーディネーター、山岳ガイドを行う株式会社ウェック・トレックを創業します。
49歳になる2010年からTV番組(世界の果てまでイッテQ!)の登山部のガイドとして参加しています。
貫田宗男さんの座右の銘は、「風雪磨人」です。風雪は、人を磨く。「自然と接すると人はよくなるんです。それでけ自然には、価値があるんです。」と語っています。
貫田宗男さんは、公益社団法人日本山岳ガイド協会の公認ガイドです。 協会では、ガイドの資格試験、ガイド養成指導を行っています。
山岳ガイドは、以下の段階を踏んで資格を取得していきます。
【山岳ガイド取得資格順】
▼自然ガイド ステージⅠ
▼自然ガイド ステージⅡ
▼登山ガイド ステージⅠ
▼登山ガイド ステージⅡ
▼山岳ガイド ステージⅠ
▼山岳ガイド ステージⅡ
参考サイト:http://www.jfmga.com/shikakusyurui.html
最初の自然ガイドステージⅠの取得試験応募にあたり、100日以上の自然活動が必須になります。
山岳ガイド活動時期としては、3月~11月ごろの登山シーズンになります。
山岳ガイド料は、ガイドする山と内容に料金が変動しますが、だいたい2~6万円になります。
山岳ガイドは、個人事業主でお客様を自ら見つけなくてはいけません。
山岳ガイドを仕事にしている方は、自らHPを立ち上げて顧客を獲得しています。
お金を稼ぐには、多くの顧客を獲得するか、登山する山の難易度を上げていくかになります。
山岳ガイドは、死ぬ可能性がある職業です。
毎年のように、遭難や死亡事故のニュースを見ます。
貫田宗男さんが同伴していたTV番組「世界の果てまでイッテQ!」のエベレスト登頂も、数ヶ月前にシェルパ(ネパール人ガイド)が16名死亡・行方不明事故が起きたことが原因で、中止となりました。
1990年から2006年のシェルパ・ガイドのエベレスト通常ルート登山者の死亡率は、0.65%です。
山岳ガイドは、登山者の命を預かる仕事であり、想像を超える達成感を感じる仕事でしょう。
貫田宗男、イモトさん、イッテQ登山部全員無事にエベレストに登頂してもらいたいものです。
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福井祐平