
面接時に緊張する方は少なくありません。選考が進むにつれ、緊張度は増していきます。
エグゼクティブ・コミュニケーションカウンセラーで、NPO法人CCES理事長を務める新田祥子さんは、あがり症は訓練では治らないといっています。
あがり症は、スキル不足の問題ではなく、脳のメカニズムの問題だからです。
脳は、生存欲求があるため危険やリスクを感じたものに対しては、精神面でも生命を守ろうと働きます。
アメリカの心理学者ウィル・シュッツは、人の自尊心について以下の3つ欲求があると唱えています。
【3つの欲求】
・ 自己有能感 (的確な意思決定と行動ができるようになりたい)
・ 自己重要感 (大事な存在として認めてもらいたい)
・ 自己好感 (人に好かれたい)
生まれつき「あがり症」な人はいません。過去に自尊心が傷つけられた体験をもとに、未来を予測して緊張してしまいます。
あがり症を克服する方法をいくつかご紹介します。
【あがり症を克服する方法】
・表情筋を鍛える
上手く話せないのは、表情筋が固まっているからです。発声練習や舌、顎関節をほぐし、自在に発生できる体を作ります。
・会話のリズムを整える
「あ~」や「え~」などの発言が多い方は、会話のリズムが悪い証拠です。会話の文脈、一言一句をはっきりと言う練習をおこないましょう。
・緊張したときの自分の癖を知る
どんな質問をされたときに緊張したのか、どのような対応のときに緊張したのかを理解し、改善策を考えましょう。
・音楽を聴く
音楽には、リラックス効果があります。自身の好きなリラックスする音楽を聴いてもよいでしょう。
・ガムを噛む
ガムを噛むと心拍数が整うので、緊張がほぐれる効果があります。ただし、ガムを噛みながら会社には行けませんので、事前に捨てましょう。
・ここしかないと思わない
後がないと思うと、不採用の不安や恐怖心から緊張してしまいます。常にいくつか選考を進めておき、保険を作っておきましょう。
・「不採用イコール自己否定」ではありません!
面接で不採用になっても、応募した求人と自身のスキルが合わなかっただけです。自身を否定された訳ではありません。不採用になっても合わなかっただけと理解すれば、気持ちを切り替えることができるでしょう。
イチロー選手は、バッターボックスにいつも同じ動作で入りますが、自身の成功パターンをルーティン化することにより、「成功できる!」と無意識に思えるようになります。
緊張は、ある程度は必要です。本気に思っていることなら必ず少しは緊張するものです。
私自身、新卒時の就職活動で何社か内定を頂いた後に受けた企業の面接で、志望動機を言う際に気持ちが入っておらず、不採用になったことがあります。
緊張とリラックスのバランスを保ちながら、面接に挑みましょう。
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福井祐平 ------------------
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