人財に学ぶ ジョン・コルトレーン | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


最近ジャズをよく聞くようになりました。ジャズを聞いてるとリラックスできてすぐに眠くなるからです。



私の父は学生時代吹奏楽部に所属しており、大人になってからもギターやサックスで演奏していました。



本日は、20世紀ジャズ最大のカリスマサックス奏者、ジョン・コルトレーン(1926~1967)さんをご紹介します。



ジョン・コルトレーンさんは、アメリカ、ノースカロライナ州に生まれます。13歳の時にクラリネットを始めます。その後、アルト・サックスに転向し、1964年よりプロとして活動を開始します。



1949年にジャズミュージシャンのディジー・ガレスピーのバンドに参加し、テナー・サックスに転向します。



ジョン・コルトレーンさんは、その後もいくつかバンドを転々とするもレコーディングの機会にあまり恵まれませんでした。



1955年、日本のファンに「ジャズの帝王」とも呼ばれているトランペット奏者、マイルス・ディヴィスさんのグループに加入します。



マイルス・ディヴィスさんはすでにジャズの大スターであったため、加入したジョン・コルトレーンさんも、名前が知られるようになりました。



しかし、この時期のジョン・コルトレーンさんの演奏の評価は良いものではありませんでした。どこか不安定でぎこちなさが残っているように聞こえていたそうです。



またジョン・コルトレーンさんは、この時期麻薬中毒でした。



1957年、一旦マイルスバンドを退団し、即興演奏における独特のスタイルで知られるジャズ・ピアニスト、セロニアス・モンクのバンドに加入します。



ジョン・コルトレーンさんは、セロニアス・モンクさんから楽理の知恵を授かると共に音楽的修行に一層打ち込むようになりました。この時期に麻薬中毒も克服しました。



1957年7月、ジョン・コルトレーンさんは「神の啓示」を得たと語っており、7月以降に録音された演奏はどれもが自信に満ちたものに変わりました。本人の内面に何らかの大きな精神的変化が訪れたものと考えられています。




私の父がよく聞いていたジョン・コルトレーンさんの曲をご紹介します。



曲名「Say It」



1965年、ジョン・コルトレーンさんは、フリー・ジャズに転向します。



フリー・ジャズとは、西洋音楽の理論や様式にも従わないことを理念にしているジャズ音楽です。



私の父曰く、評論家が表現できなかった音楽を「フリー・ジャズ」と呼んだそうです。



ジョン・コルトレーンさんは、「真に創造的でありたいのだ」と語っていました。



経営学者で有名なピーター・ドラッカーも「事業の目的は顧客の創造である」と言っています。



「顧客の創造」とは、「お客様のニーズを捉え、商品サービスの提供に置き換え、顧客を創り出していくこと」と言えます。



大手含め人材紹介会社の多くはマニュアルが整備されており、誰でもすぐに対応できる環境を構築しています。マニュアルは会社を継続的発展には不可欠なものです。



キャリアコンサルタントという職業は、まだ世の中の認知が低く、私が考えるにクリエイティブな職種と比べるとコンサルタント個人が独創的で顧客を創造して活動している方は少ないように思えます。



私は、今後会社のブランドではなくキャリアコンサルタント個人のブランドで求職者が集まっていく環境になると思います。



私自身、これからも「創造」を意識しながら活動していきたいと思います。

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福井祐平