
サミュエル・ジョンソン(1709年~1784年)は、イギリスの文学者で「英語辞典」の編集者でもあります。シェイクスピアの研究でも知られています。
サミュエル・ジョンソンは、イングランドで生まれます。父は小さな書店主でした。オックスフォード大学に進学しますが、家が貧しかったため中退し、故郷で教員になりました。
26歳に、20歳年上のエリザベス・ポーターと結婚しました。サミュエル・ジョンソンさんは、「結婚は多くの苦悩を生むが、独身は何の喜びも生まない。」と言っていたそうです。
28才の時にロンドンに出て、悲劇を書いたり、新聞編への寄稿を行っていました。1746年に「ザ・クラブ」の創設に参加します。また同年、「英語辞典」刊行計画を公表します。
アカデミー・フランセーズがフランス語辞典を完成させるのに40年かかったことから、個人で行うのは無理だと考えられていましたが、18年後の46歳の時に「英語辞典」2巻を完成させました。この業績によりオックスフォード大学より文学修士号を得ました。
サミュエル・ジョンソンは、「人生において新しい知人をつくらずにいると、やがて独りぼっちになるでしょう。」いっています。
現在の日本では、一人暮らしや核家族と親戚同士でも別々に暮らすことが多くなってきました。
学生時代は、必然的に新しい人と出会う機会があります。しかし、社会人になると会社内での付き合いや関係が多くなり、新しい人と出会う機会は極端に少なくなっていきます。
私自身、仲が良かった友人もだんたんと結婚しています。以前まではお盆や正月に地元に帰って遊んでいた友人とも予定が合わなくなってきました。
また人間はいずれ必ず死を迎えます。東京都監察医務院が平成22年12月に発行した「東京都23区における孤独死の実態」では、2006年度孤独死人数は、3,395人となっています。1987年度の孤独死数1,123人から約3倍に伸びています。
現在は、SNSの利用により過去知り合いだった友人や知人とも連絡がとれるようになりました。私も2度転校を経験していますが、フェイスブックを通じて子供のころの友人とつながることが出来ました。
以前、お会いしたコンサルタントの方は「コンサルタントの善し悪しは、解決できる人を何人知っているか」と言っていました。新しい知人との出会いを自らつくり、また出会いを一つ一つ大切にしていきたいと思います。
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福井祐平