人財に学ぶ 加藤レイズナ | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


加藤レイズナ(1987年~)さんは、「webマガジン幻冬舎」、「日経BP」などの媒体で活躍するフリーライターです。



加藤レイズナさんは、高校を卒業後、東京に状況しますが、やりたいこともなくニート生活を送ります。ニート時代は、お金が無くなると警備の仕事などでバイトをし、それ以外は自宅でインターネットをしていました。



そういった中、友人から「なんかやろうぜって。なにやる? ゲームやって喋ろう」と話が発展し、ゲーム実況をはじめます。



ゲーム実況をニコニコ動画にアップしていると、閲覧者が増えていきゲーム実況者として人気が出てきました。



ゲーム実況者として人気が出てきたころ、編集者から「なんか書いてみないか」とメールが届きます。



そして2008年10月、雑誌『クイックジャパンVOL.80』に、プリキュアシリーズのコラムを書いてライターデビューします。



政府が発表している「子ども・若者白書(平成25年度版)」では、若年無業者の15~34歳人口に占める割合は2.3%(前年比0.1%増)で63万人となり、統計を開始して過去最高を記録しました。



「ふだんは家にいるが,自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」人を含む広義のひきこもりは、69.6万人と推計されています。



日本ではニート、フリーターの社会復帰支援策として、トライアル雇用奨励金があります。公共職業安定所(ハローワーク)の紹介によって、特定の求職者を短期間の試用期間を設けて雇用し、企業側と求職者側が相互に適性を判断した後、両者が合意すれば本採用が決まるという制度があります。



トライアル雇用の対象者は、下記の通りです。

【トライアル雇用対象者の条件】
『職業経験、技能、知識等から安定した職業に就くことが困難な求職者』であって、以下のいずれかの要件を満たし、かつ、職業相談などを通じて公共職業安定所長がトライアル雇用が 必要であると認めた人が対象。

<対象者条件>
① これまでに就労の経験のない職種または業務に就くことを希望する人
② 離転職を繰り返している人(注1)
③ 直近で1年を超えて失業している人(注2)
④ その他の就職の援助を行うに当たって特別の配慮を要する人(注3)
(注1)過去2年以内に2回以上離職・転職を繰り返している状態にある人であって、 今後は長期的に安定した就業を希望する人。
(注2)直近で1年を超えて就業※していない場合に対象となります。 ※パート・アルバイトなど正社員以外の就業形態も含みます。
(注3)母子家庭の母等、父子家庭の父、生活保護受給者、季節労働者、中国残留邦人等永住帰国者、日雇労働者、住居喪失丌安定就労者、ホームレス、その他トライアル雇用の活用が必要と認める。

<トライアル雇用詳細HP>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/trial_koyou.html



加藤レイズナさんは、「ライターになりたいとか、文章を仕事にする、って考えてなかった。そもそも、よく分かってなかった。でも、なにもやってないし、やってみようかなって」といっています。



昨年、東北芸術工科大学大学院仙台スクールで行われた公開講義で、「これから進んでいきたい道筋」の質問に対して、「いやいやいやどうですかね。ものをつくってる人にどんどん話を聞いていきたいっていうのは、あるんです。でも、まだ、悩んでいる段階で、どこに進んでいけばいいのか迷ってます」と語っています。



「なにをやりたいかが分からない」場合は、今の自分でできること、興味のあることから始めて悩みながら進んでいくのもいいかもしれませんね。

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福井祐平