人財に学ぶ 中山雅史 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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中山雅史(1967年~ )さんは、静岡県出身のサッカー選手です。ゴン中山の愛称でも知られ、日本プロサッカー選手会名誉会長にも就任されています。



中山雅史さんは、日本代表としてフランスワールドカップ、日韓ワールドカップに出場。Jリーグ最優秀選手賞1度受賞、得点王2回、ベストイレブン4度受賞した経験があり、J1での最年長記録を持っています。



中山雅史さんの所属チームの経歴は、下記の通りです。

【所属チーム経歴】
1990年~1993年 ヤマハ発動機
1994年~2009年 ジュピロ磐田
2010年~2012年 コンサドーレ札幌



中山雅史さんは、2012年12月4日に引退記者会見を開きました。

中山雅史さんの記者会見動画は、こちらです。


中山雅史さんは記者会見で、「まだ未練タラタラです。リハビリも続けるつもりです。バリバリになったらカムバックするかも知れない。」といっています。



中山雅史さんの引退報告を聞いたカズのコメント動画を下記にてご紹介します。


2011年5月にテレビ東京で放送された「FOOT×BRAIN」でサッカー選手の引退年齢を26歳と発表しています。

foot-brain-20110528-08



中山雅史さんは、長く現役を続けられた理由について、「サッカーに慣れることはない。だってヘタクソだから。下手で幸せな部分もある。本当はサッカー上手くて幸せがいちばんいいんだよね。でもそうするとマンネリするかもしれない。向上心がわからなくなるかもしれない。」と語っています。



世の中には、サッカー選手のように年齢に制限がある職種があります。アパレル店などでは、服のブランドに合わせた店員を店舗に配属しています。



私の母は、高校を卒業後、デパートで化粧品の販売員をしていました。その後、年齢を重ねるごとに販売の経験を活かしながら老舗布団店の販売員や惣菜の販売員へと転職しています。



現在の日本の法律では、採用時に年齢の制限を設定することを禁止しています。

【雇用対策法第10条】※原文
事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、労働者の募集及び採用について、厚生労働省令で定めるところにより、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。



しかし、企業としては求人に対して年齢制限を設定している場合がほとんどです。人材紹介会社にも、想定年齢の条件付きで依頼をいただきます。



求職者が求人に対して、年齢制限を無視して行う場合は、応募する仕事内容にもよりますが、同業界、同職種でないと書類選考を通過することは難しいでしょう。



私も、企業が設定した想定年齢を超えている方の転職支援の実績がありますが、その方も同業界、同職種の経験があり、かつ大変優秀な方でした。



中山雅史さんもリハビリを続け、プロサッカー選手として復帰するかもしれません。
今後の活躍に注目です。

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福井祐平